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2026年10月25日(日)
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No166.訪問看護師とヘルパーの違いは?それぞれの役割について知っておこう

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No166.訪問看護師とヘルパーの違いは?それぞれの役割について知っておこう

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訪問看護師にとってヘルパーとの連携は、利用者が問題なく日常生活を送るために必要といえます。

ヘルパーの仕事内容には食事や入浴介助、買い物と多岐にわたり、ヘルパーからの情報が看護に関わる部分もたくさんあります。例えば、皮膚の状態や食事の摂取状況、内服状況などヘルパーから得られる情報もたくさんあります。

一方でヘルパーにできることとできないことの線引きがあいまいとなり、ヘルパーができない看護を求めてしまう利用者も中にはいます。訪問看護師が、ヘルパーができることとできないことを把握しておくことで、利用者を多角的に支援していくことにもつながります。

目次
1ヘルパーとは
2ヘルパーができること・できないこと
 2-1身体介護
 2-2生活援助
 2-3医療的ケア
3支援範囲の違い
 3-1喀痰吸引
 3-2経管栄養
 3-3市区町村による支援範囲
4できないことを断るには?
 4-1ケアプランにないサービス提供はできない
 4-2できないと伝え代替案を提供
 4-3書面による説明
 4-4自費サービスでの対応方法があることを伝える
5『iBow』の活用
6まとめ

ヘルパーとは
ヘルパーとは国が定めた介護職員初任者研修課程を修了した人が、介護保険法に基づいて訪問介護を提供する人のことを指します。

訪問ヘルパーは在宅で生活している人の家に訪問し、介護を提供します。具体的な仕事内容は食事や入浴、排泄の介助といった身体介護や買い物、掃除といった生活援助などがあります。

ヘルパーができること・できないこと
ヘルパーの仕事内容は多岐にわたるため、できることとできないことの境界線があいまいになってしまう可能性があります。

また、訪問するという形式が訪問看護と類似しているため、利用者が混同してヘルパーができない仕事内容を依頼してしまうリスクもあります。

しかし、実際のヘルパーができることは制約されているため注意が必要です。例えば本人以外の援助となる行為、最低限の日常生活に必要のないこと、時間のかかりすぎることなどはできない行為にあたります。

混乱してしまう場合はケアプランを参照しましょう。ケアプランにはヘルパーが行うサービス内容が明記されています。

身体介護
排泄に関してはオムツ交換やトイレへの移動、排泄の介助ができ、着替えや体位変換もできます。

食事に関しては食事の介助や見守り、配膳、後片付け、流動食などの医師の指示に基づいた調理が可能です。

身体整容に関しては洗顔、入浴、洗顔、整髪、口腔ケアが行えます。あいまいになりがりですが、爪切りやひげそりは対応可能となっています。しかし、同じ刃物を使う行為でも散髪はできないので注意が必要です。

通院、外出に関しては乗り降りの移動、移乗の介助や車椅子での移動、歩行の介助はできる一方で、受診待ち時間中の付き添いや利用者やヘルパーの自家用車を使った送迎はできません。

また、外出目的にも注意が必要です。カラオケやパチンコ、お墓参りなど利用者の趣味趣向に関わる外出には同行できません。

生活援助
生活支援は利用者とその家族が自力での家事が困難な場合や、やむをえない事情により家事を行う人がいない場合、ケアプランに記載されたサービスを提供することができます。

掃除に関しては利用者の生活スペースの掃除やゴミ出しが可能です。しかし度を超えた庭の掃除や草むしり、ペットの世話や引っ越しの準備などは対象外です。また、洗濯やベッドメイキングに関しては利用者以外の洗濯物や布団、シーツは対象外となります。

調理に関しては調理や食事の準備、後片付けを行うことができますが、利用者以外の調理やおせちや誕生日などの特別な調理は最低限の日常生活に必要のないこととなるためできません。

次に買い物に関してです。日用品や食事の買い物や生活家電の購入が対象となります。また一見、本人でないとできなさそうな薬の受け取りも対象です。逆に不必要に遠いデパートでの買い物やたばこ、お酒などの嗜好品の買い物、お歳暮や来客用の買い物は対象外です。

外出支援に関しては公的サービスの申請や市役所への同行、生活資金を引き出すための金融機関への同行が支援可能となっています。

できないことには美容院などへの同行や墓参り、法事などの同行、金融機関での引き卸代行や金銭管理となっています。特に金銭管理についてはトラブルになりやすいので注意が必要です。

金銭管理については日常生活自立支援事業や成年後見制度があるので、利用者が困っている場合は相談してみるという方法もあります。その他にも免許更新の付き添いや住民票の代行取得も可能です。

医療的ケア
医療行為は基本的に医療従事者以外の人が行うことは禁止されています。しかし、あいまいな点もあるので具体的な例をまとめました。

まず爪切りや耳掃除、口腔ケアについては一般的には支援可能となっています。しかし、ケアする部位に化膿や炎症などの異常がみられる場合には支援できません。

また、薬に関しては一包化された薬の内服介助や湿布貼り、点眼介助や座薬の挿入、鼻腔粘膜への薬剤噴霧などが支援可能です。しかし内服薬の管理や仕分けは対象外となっています。

薬であってもインスリン注射については本人が注射をする際の見守りや確認はできますが、ヘルパーが実際に注射を行うことはできません。

また、インスリン注射に関連した血糖値測定に関しても、血糖値測定の声掛けや数値の確認測定器の準備まではヘルパーが行うことができますが、実際の血糖値測定はできません。

処置に関しては軽微な切り傷や擦り傷、やけどなどによる汚れたガーゼ交換やストーマのパウチに溜まった排泄物の処理、市販のグリセリン浣腸での浣腸が支援できます。

できないことには褥瘡の処置など専門的な判断が必要な傷の処置や肌に接着したパウチの交換、摘便、自己導尿があります。

測定に関しては水銀血圧計での血圧測定はできませんが、自動血圧測定器での血圧測定や体温測定、パルスオキシメーターの使用などは可能となっています。

支援範囲の違い
医療行為に関する内容は基本的にヘルパーはできないことになっています。ヘルパーが対応できるのは、専門的な判断を必要としない場合のみとなっています。しかし、喀痰吸引や経管栄養に関しては対応が異なるため注意しましょう。

ヘルパーが喀痰吸引や経管栄養を行うためにはまず、事業所が登録喀痰吸引等事業者としての認可を受けている必要があり、さらに指定の研修を修了し届け出を行っている必要があります。

指定の研修とは平成24年4月時点では、登録研修期間が実施する喀痰吸引等研修のことを指しましたが平成29年以降にヘルパー試験に合格した人については登録喀痰吸引等事業者となっている事業所で実地研修を行うことで喀痰吸引や経管栄養を行うことが可能となります。

喀痰吸引
喀痰吸引は口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内部の3箇所が対象となっています。しかし喀痰吸引は咽頭の手前までが限度となっているため、痰量の多い利用者の場合は訪問看護師が行うことも検討が必要となります。

また、同じヘルパーでも特別養護老人ホームでは鼻腔や気管カニューレ内部の喀痰吸引はできず、特別支援学校では気管カニューレ内部の喀痰吸引ができないことになっています。

経管栄養
経管栄養には胃ろうと腸ろう、経鼻チューブからの3種類があります。しかし在宅が対象となっている訪問ヘルパーの場合はこれら3種類すべての経管栄養を行うことができません。これは正規の研修や手続きを踏んだ場合でも例外ではありません。

在宅利用者の場合、経管栄養が行えるのは訪問看護師等の医療従事者や指導を受けた利用者の家族ということになります。

市区町村による支援範囲
市町村によっては郵便局、ポストへの郵便物の持ち込みや投函が対象となる地域と対象外となる地域があります。

他にも、地域によっては同居家族がいる場合は生活援助が利用できないこともあります。

市町村ごとに独自のルールが存在するためケアプランの打ち合わせや話し合いの際、しっかり確認しておくといいでしょう。

できないことを断るには?
利用者の中にはヘルパーができないことを求めてくる利用者もいます。できる、できないの線引きを明確にしておくことは非常に大切といえます。

しかし、関係性の悪化リスクを最小限にするため断り方を考慮する必要もあります。

ケアプランにないサービス提供はできない
ケアプランに明記されていない内容のサービスは行うことができません。サービスの対象はあくまでも利用者です。

利用者家族の要望や代行を請け負うことはできないのでサービス開始時にはきちんと説明しておきましょう。

できないと伝え代替案を提供
ケアプランに明記されていない内容のサービスは行うことができないことを伝えた上で、代案を考えましょう。ヘルパーの手におえない内容であればケアマネジャーに相談することも可能です。

書面による説明
利用者やその家族がヘルパーの仕事内容を十分に理解できておらず、できないことを依頼してしまう場合もあります。

ヘルパーが対応できないことをお願いされる場合は、ヘルパーができないことを一覧表として渡すのも1つの手段です。

自費サービスでの対応方法があることを伝える
介護保険サービスの算定対象外となるサービスについては、自費であれば対応できる場合もあります。

利用者に自費で対応できる内容であることを伝えることで問題解決の糸口となるだけでなく、打開策を提示することで寄り添っているという姿勢を伝えることにもつながります。

『iBow』の活用
利用者が対応困難なことを求めてくるのは、利用者自身が困っているからという可能性が高いです。ヘルパーに見えている困り事と訪問看護師に見えている困り事は違っている場合もあります。

利用者の困り事を取りこぼすことなく、すくい上げフォローするためには情報の共有が大切になります。訪問看護で『iBow』を利用すれば多職種を交えたカンファレンス内容を効率よく作成することができるため、利用者の日常の困り事を減らす一助になります。

まとめ
訪問看護師にとってヘルパーの存在は利用者の生活状況の把握や身体状況、精神状況の把握にも関連する場合があります。

ヘルパーのできることとできないことを把握することで、訪問看護師が代わりに対応したり訪問看護師でも対応できないことの場合、多職種が一貫して対応できないことを伝えるなどチームで利用者の対応していったりすることもできます。

そのためにはまず訪問看護師がヘルパーのできることとできないことを把握することが大切です。

『iBow』を利用することでヘルパーを交えた多職種カンファレンスの内容を効率よく作成することができるため、内容を見返しやすくもなり情報を把握しやすくなります。

情報を把握することで利用者の日常の困り事を減らすこともできるかもしれません。また、『iBow』なら日々の経時記録も見返しやすく情報共有もスムーズです。

気になる方はぜひ『iBow』について検討してみてください。
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