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2026年10月25日(日)
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No164.訪問看護におけるヒヤリハット報告書の書き方について解説

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No164.訪問看護におけるヒヤリハット報告書の書き方について解説

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医療の現場において、間違った看護を実施したり実施しそうになったりすることがあります。このような小さな間違った出来事を放置してしまうと、大きな医療事故につながる恐れがあります。

大きな医療事故は、利用者に悪影響を及ぼすのはもちろん、訪問した看護師の精神面や訪問看護ステーション全体にも大きな影響を与えてしまいます。日々の訪問看護を安全に行い、利用者、看護師、ステーションを守るためには、ヒヤリハット報告書での情報共有が効果的です。

そこで今回は、訪問看護におけるヒヤリハット報告書の書き方について説明します。効率的にヒヤリハット報告書を書くためのシステムについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次
1ヒヤリハットとは
2報告書が必要な理由
 2-1事故を防ぐため
 2-2看護の質を高めるため
 2-3看護師とステーションの安全対策のため
 2-4利用者家族とのトラブルを避けるため
3報告書の作成コツ
 3-15W1Hで簡潔に記載する
 3-2客観的視点で書く
 3-3分かりやすい言葉で書く
 3-4具体的な記入例
4『iBow』の活用
5まとめ

ヒヤリハットとは
ヒヤリハットとは、医療の現場において「ヒヤリ」「ハッ」とするようなことが起こったが大きな事故にはならなかった経験のこと、あるいは、間違ったことが起こる前に発見されたことをいいます。

事故発生に関する法則として広く知られているのが「ハインリッヒの法則」です。これは、1件の重大事故の背後には29件の小さな事故があり、さらにその背後に300件のヒヤリハットが存在するというものです。

ハインリッヒの法則に基づくと、大きな医療事故を防ぐためには日頃の小さなヒヤリハットを分析し再発防止策を考えることが重要ということが分かります。安全な訪問看護の提供には、ヒヤリハット報告書の作成が欠かせません。

ヒヤリハット報告書とは、このような小さな出来事を情報共有し、事故防止や再発防止に活用するための報告書です。一般的なヒヤリハット報告書に記載する内容は以下のとおりです。
・利用者の基本情報
・ヒヤリハット発生時の状況
・ヒヤリハットの原因
・どのような対応をしたか
・再発防止策

報告書が必要な理由
ヒヤリハット報告書を記載する目的は、ヒヤリハットの共有、振り返りを行うことによって大きな医療事故を防ぐことです。大きな医療事故が発生する要因には多くのヒヤリハットが潜んでいることが多く、ヒヤリハットを集めることで大きな医療事故を防ぐことができると考えられています。

また、事故を防ぐだけではなく、看護師が安心して看護を実施し、利用者の安全を守るためにもヒヤリハット報告書の作成は重要です。それでは、ヒヤリハット報告書の作成が必要な理由について具体的に説明します。

事故を防ぐため
医療の現場で発生する事故のうち、看護師のミスによる事故も多くあります。そのミスがどのような経緯で発生したかを分析し共有することで、同じようなミスを防ぐことができます。

また、報告書として作成することで看護師のミスを認識する力が養われ、ステーションでも対策がしやすくなるというメリットがあります。

看護の質を高めるため
ヒヤリハット報告書でミスを共有することで、そのヒヤリハットの原因や再発防止策を考えるきっかけになります。そうすることで看護の質が高まり、利用者への安全な看護の提供につながります。

看護師とステーションの安全対策のため
大きな医療事故が発生した場合、ステーションとしてどのような対応をしたかの証明としてヒヤリハット報告書が重要になります。看護師やステーションを守るためにも、ヒヤリハット報告書には正確な事実を細かく記載する習慣をつけましょう。

利用者家族とのトラブルを避けるため
高齢の利用者の場合、加齢による筋力低下や認知機能低下による日常生活内での事故が多く発生している傾向にあります。日頃からヒヤリハット報告書を記載し家族と共有しておくことは、家族との信頼関係の構築につながるだけでなく、家族の事故防止の意識を高める効果もあります。

利用者家族との信頼関係ができていると、万が一事故が起こってしまったときの家族とのトラブルを最小限に抑えられる可能性があります。

報告書の作成コツ
それでは次に、ヒヤリハット報告書作成時のポイントについて説明します。

5W1Hで簡潔に記載する
5W1Hを意識して記載することで、簡潔で分かりやすい報告書を作成することができます。
・When:いつ
・Where:どこで
・Who:誰が
・What:何を
・Why:どうして、なぜ
・How:どうしたか、どうするか

これらのポイントを押さえながら書くことで、簡潔で伝わりやすい文章になります。

客観的視点で書く
ヒヤリハット報告書は、誰が見ても正確な内容が分かることが重要です。主観的な文章では根拠のない文章となってしまうため、注意が必要です。

分かりやすい言葉で書く
ヒヤリハット報告書は、看護師以外の人が見ることもあります。そのため、医療用語や略語を使用してしまうと理解しにくい文章になってしまいます。簡単な言葉を使って、誰が読んでも分かりやすい文章を書くように心がけましょう。

具体的な記入例
それではヒヤリハット報告書の悪い記入例と、ポイントを押さえた良い記入例を紹介します。

悪い記入例
・When:4月
・Where:家で
・Who:T様
・What:倒れていた
・Why:不明
・How:驚いた。VSを測定した。

このように曖昧で主観的な記載だと、事故発生当時の様子が伝わらず再発防止策を検討するのが難しくなります。また略語を使用しているので、看護師以外の人が見たときに分かりにくい文章となっています。

良い記入例
・When:4月20日10時45分
・Where:寝室で
・Who:T様
・What:ベッドから転落していたのを発見した
・Why:ベッド柵の固定が甘く外れてしまった
・How:血圧を測定し主治医に報告後ベッドで横になってもらった、ベッド柵が再度外れないようにベルトで固定しなおした

このように、具体的な数字を記入しどんな対応をしたかを記載するようにします。そうすることで誰が読んでも分かりやすい簡潔な文章になります。

『iBow』の活用
訪問看護専用電子カルテ『iBow』は、ヒヤリハット報告書作成にも便利です。『iBow』は、日々の看護記録が帳票と連動しているので、わざわざ転記する必要がありません。また、ヒヤリハット報告書の一括印刷もできるため、ヒヤリハット報告書の作成にかかる時間を大幅に削減することができます。

管理者は、訪問看護師一人ひとりのヒヤリハット報告書の提出状況や内容を確認する必要がありますが、一人ひとり確認するのは大変な労力を要します。『iBow』は、ヒヤリハット報告書の提出状況を一目で確認することができ、差し戻しもシステム上でできるため、管理者にとっても使いやすいシステムです。

まとめ
今回は訪問看護におけるヒヤリハット報告書の書き方について解説しました。利用者に安全な看護を提供することはもちろん、訪問看護師とステーションを守るためにもヒヤリハット報告書は重要です。日頃からヒヤリハット報告書を作成する習慣をつけ、安心して看護できる訪問看護ステーションを目指しましょう。

訪問看護専用カルテ『iBow』は、訪問看護師はもちろん管理者にとっても効率よくヒヤリハット報告書を作成することができるシステムなので、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。『iBow』お役立ち情報では、他にも訪問看護に役立つ情報をまとめていますのでぜひご覧ください。
https://ewellibow.jp/useful/

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