訪問看護は病院や施設とは違い、自宅に伺うため場所の移動をしなくてはなりません。移動方法はさまざまで、活動している地域によっても変わってくるでしょう。
今回は訪問看護での移動手段や移動中の時間の使い方、免許の問題などどのようにしているのかを見ていきましょう。訪問の空き時間も有効に使えることで有意義な時間にすることができますので、最後までぜひ一読ください。
1 訪問看護の移動手段と特徴
1-1自転車
1-2バイク
1-3徒歩
1-4自動車
1-5公共交通機関
2 訪問看護の移動中の時間の使い方
2-1ランチ
2-2トイレ休憩
2-3情報収集
3 自動車運転免許証がなくても勤務できるのか
3-1就労することは可能
3-2地方によっては求人要件に書いてあることも
3-3基本的に車は社用車
4 移動時間も有効に活用できる『iBow』
5 まとめ
訪問看護の移動手段と特徴
冒頭のように、訪問看護は自宅から自宅、ステーションへ移動しなくてはいけません。移動時にどのような乗り物を使うのかによって時間も変わり、メリットデメリットもあります。
自転車
自転車はほとんどの方が運転できる移動手段です。長い間乗ってなくても、少し練習すれば乗り方を思い出します。どうしても乗ることが難しい場合には3輪の自転車もあります。一台の値段も安価で燃費もかからないため、経済的にはメリットが多いです。
しかし訪問看護ではバイタルサイン測定のための器具やケアのための物品などの必需品が多く、荷物を乗せて走らなくてはいけません。暑い日や寒い日、坂道が多い土地だと体力が必要になってくるでしょう。遠方に訪問する場合は、電動自転車の使用や移動時間を長く見積もった行動をおすすめします。
バイク
自転車よりも体力が必要なく、車ほど駐車する場所を選ばず使用できるのがバイク(普通自動二輪)です。バイクを利用する場合、普通自動車免許は必要ありませんが、普通自動二輪免許または大型自動二輪免許のどちらかが必要となります。
原動機付自転車は普通自動二輪免許の必要はなく運転できますが、バイクとひとくくりにするステーションもあります。ただ自転車と同じく、荷物の積載量はさほど多くありません。
転倒や事故の危険度は増してしまうでしょう。ヘルメットの着用なども義務化されているため、きちんとルールを遵守することが必要です。
徒歩
都会などステーションの近隣に自宅がある場合には徒歩での移動も考えられます。あえて乗り物に乗らず、歩いて訪問することは自身の健康にもつながります。また雨の日でも傘で雨をしのげるため、自転車やバイクなどのように、着脱の手間がかかるレインコートの必要はありません。
また道に迷った時や暗くなった時はさらに時間を要します。移動するスピードはゆっくりなので、時間に余裕を持って行動しましょう。
自動車
地方にあるステーションの場合、移動距離が10km以上になることも多くあります。そのような時に徒歩や自転車を使用していると効率が悪く体力の消耗も激しいです。そのため自動車を利用すると快適に速く移動できます。
雨の日も荷物がたくさん運べ、人も複数人一緒に移動できます。しかし駐車スペースが無い、ガソリン代などコスト面での負担が多くなるというデメリットがあります。
また自動車を利用する時には、住宅道路で路駐したり一方通行を逆に入ったりなどの違反はやめましょう。狭い道はすれ違いが難しかったりするため、なるべく広い道を選択して自宅へ向かいます。
公共交通機関
公共交通機関は電車や地下鉄、バスなどが考えられます。公共交通機関を使うメリットは、遠方への移動を短縮できることです。しかし雨天や積雪量が多い日などは運航停止になる場合があります。定時運行のため、オンタイムに到着できない場合や待ち時間が発生する場合もあります。
またコストがその都度かかってしまうため、割高になる可能性もあります。どうしても使用しなければならない時には、定期券などを購入しコストを押さえることが可能です。
訪問看護の移動中の時間の使い方
訪問看護は移動時間も勤務に含まれます。しかし時間に余裕をもって組まれていることがほとんどですので、時間が余ることもあるでしょう。訪問看護ならではの移動時間の使い方を見ていきます。
ランチ
病院では休憩室に集まって食事や休息を取っていましたが、地域間移動が多い訪問看護はステーションに帰る時間がありません。そのため訪問先から近い場所でランチをすることもあります。
たまたま訪問先が近いスタッフと場所を決めて、うわさの場所でランチや気になっていたお店に入ったり、行きつけの場所を見つけたりと病院ではできない楽しみ方もあります。
トイレ休憩
訪問先の自宅でトイレを借りることは避けたいので、公衆トイレやトイレを利用できるコンビニなどでトイレ休憩をします。どうしてもの時以外は我慢せずに許可を得て利用することもあります。
訪問看護が長くなり、地域のことがわかってくると、奇麗なトイレの場所や女性専用トイレがあるコンビニなど詳しくなってしまいます。
情報収集
次に訪問する方の情報をあらかじめ見ておくのも訪問看護の仕事のうちです。電子カルテなどを開けばすぐに近況を知ることもできますし、報告書などを見返すと長い経過でどのようなことがあったのかも把握できるでしょう。
これから初回訪問に入る場合には特に情報収集が大切になってきます。自宅の場所まで行けるか、駐車スペースや自転車の置き場所は大丈夫かなど、環境についても見ておく必要があります。
自動車運転免許証がなくても勤務できるのか
訪問看護の移動手段やメリットとデメリットを見ましたが、自動車運転免許が必ず必要なのでしょうか。またペーパードライバーの場合、自動車はどうなるのか見ていきましょう。
就労することは可能
訪問看護を行ううえで、資格要件としては保健師や看護師などの国家資格のみです。運転免許証の保有は決められていないため、原則就労することは可能です。しかしステーションによって、どのような移動手段を取っているのかは確認して求人に応募するようにしましょう。
地方によっては求人要件に書いてあることも
地方で自動車を使って訪問することが多い場合には、求人の応募条件に「普通自動車第一種免許」と書かれている場合があります。このようなステーションでは移動に必ず自動車を利用するため、運転できないと採用できないとなる場合がほとんどでしょう。
どうしてもの場合は一度、そのステーションに問い合わせ、原動機付自転車の免許でも可能か、自転車での移動は難しいかなど聞いてみてください。
基本的に車は社用車
移動手段で自動車を使う際には主に社用車になります。オンコールの対応時のみ自家用車を利用する場合もありますが、移動に対する手当や事故をした時の保険などの現実問題、対応が難しくなります。
移動時間も有効に活用できる『iBow』
これまでさまざまな移動方法や移動時間の活用方法、注意点を見てきました。従来の紙カルテでは重量もあり、幅も取られます。1日中、訪問に出る際には5人分などカルテを持ち出さなければならなく、個人情報の管理も大変です。
『iBow』の電子カルテを利用すれば、個人情報の管理や重たい荷物を持って出なくてもタブレットやスマートフォンなどの端末でいつでも確認することができます。万が一、端末が紛失した場合でもセキュリティがかかっているため安心して持ち運ぶことができます。
また移動した後に時間が余っていた場合でも、訪問看護報告書や訪問看護計画書などの作成が可能です。隙間時間の有効活用ができます。
まとめ
訪問看護では移動が必ず必要になります。移動時間を有効に使うことで業務を効率化でき、無理をしない働き方が可能になります。
また移動手段もステーションによってはさまざまです。必ず普通自動車免許を持っていないといけないわけではないため、一度問い合わせてみましょう。