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2026年10月25日(日)
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No303. 黒字倒産とは?訪問看護ステーション経営で知っておきたいキャッシュフローについて

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No303. 黒字倒産とは?訪問看護ステーション経営で知っておきたいキャッシュフローについて

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訪問看護ステーションを運営している、またはこれから立ち上げる人が事業を安定させるためには、収益を増やすだけでなくさまざまなリスクの回避術を理解しておく必要があります。

「収益が伸びているなら安心なのでは」と捉えがちですが、収支を把握していかないと「黒字倒産」という事態にもなりかねません。

黒字倒産について、聞いたことがあるけれど具体的な意味はわからないという人もいるのではないでしょうか。この記事では、黒字倒産とはどんなものでなぜ起こるのか、黒字倒産を防ぐにはどうしたらよいのか解説していきます。

1黒字倒産とは?わかりやすく解説
2なぜ黒字倒産は起きてしまうのか
 2-1資金繰りの悪化
 2-2事業継承者の不在
3キャッシュフローを理解して黒字倒産を避ける
4安定したステーション運営に訪問看護専用電子カルテ『iBow』
5キャッシュフローを学ぼう!セミナー案内
6まとめ

黒字倒産とは?わかりやすく解説
黒字倒産とは、帳簿上の利益は出ているのに支払いに必要な資金が不足したため倒産してしまうことをいいます。倒産というと経営が赤字続きで起こるイメージがありますが、黒字でも起こり得ます。帳簿が示す収支と実質的なお金の流れが必ずしも同じではないからです。

具体例をあげて説明していきましょう。たとえば、訪問看護ステーションの1か月の事業収益が300万円、スタッフの給与総額230万円、材料費、光熱費などその他の経費を40万円とします。収益300万円に対し支出は270万円なので、30万円の黒字となります。

しかし、支払いをする前に収入が入ってこなければ給料や経費の支払いができません。

一般的に企業は、銀行と手形取引を行います。手形とは一定額を期日までに支払うと約束するものですが、その金額が支払えなければ「不渡り」となってしまい、これを6か月以内に2回繰り返すとその銀行との取引が停止され倒産となってしまいます。

つまり、黒字になる収益があるにも関わらず、その時点での支払いができないために倒産してしまうということです。

なぜ黒字倒産は起きてしまうのか
では、黒字倒産はなぜ起きてしまうのでしょうか。主に2つの理由が考えられます。1つずつ説明します。

資金繰りの悪化
まずは、そのときに使えるお金がないために黒字倒産となることです。収支をもう少し具体的に見ていきましょう。

ステーションの事業収益300万円のうち、医療保険70万円、介護保険200万円、残り30万円をその他の収益とします。レセプト請求では、医療保険・介護保険の支払いは基本的に翌々月です。この時点でステーションが収益分から動かせる確実なお金は黒字分の30万円となります。

レセプト請求も、不備があれば再申請となるため支払いはさらに先延ばしになります。スタッフに給与を支払い、その他の経費を支払うためには少なくとも240万円が必要です。介護保険などの支払いを待つ余裕はありません。

このように、入るはずのお金がすぐに入らず、支払いばかりが溜まってしまうと最終的に倒産に追い込まれてしまうのです。

資金繰りの悪化は、ほかのビジネスでも同様に起こります。商取引で大きな収益をあげれば帳簿には計上されますが、まとめて後払いをする掛け取引が行われ、実際に支払われるのは数ヶ月後というのが一般的です。その間も商品を生産するための材料費や人件費、輸送費などあらゆる経費がかかります。

このように、たとえ事業の収益が黒字を継続していても支払いが逼迫してしまうと資金繰りが悪化し、最終的に倒産に追い込まれてしまうのです。

事業継承者の不在
黒字倒産は、資金繰りだけではなく経営者の引退で黒字廃業してしまう場合もあります。その理由は、後継者がいないことです。特に中小規模事業では、後継者がいない理由に人手不足があげられます。

経営状態がよいにも関わらず事業継承者がいない理由から廃業となってしまっている例も少なくありません。

中小規模事業が多い訪問看護ステーションも、介護保険制度の20年経過を背景に事業継承の問題が浮き彫り状態です。一般社団法人全国訪問看護事業協会によると、2020年の訪問看護ステーションの廃業・休業の割合は5.8%です。中小企業庁による2020年の全業種の3.3%と比較しても高い傾向にあります。

参考1)一般社団法人全国訪問看護事業協会「令和3年度 訪問看護ステーション数 調査結果」
https://www.zenhokan.or.jp/wp-content/uploads/r3-research.pdf

参考2)中小企業庁「2022年版 中小企業白書 小規模企業白書」
https://www.zenhokan.or.jp/wp-content/uploads/r3-research.pdf

収益と実績を上げ、事業内で後継者を育成していくことも黒字廃業の防止につながります。

キャッシュフローを理解して黒字倒産を避ける
黒字倒産を防ぐためには、運転資金の確保が必要になります。そこで欠かせないのが、キャッシュフローの理解です。

キャッシュフローとは、「お金の収支」といわれるもので、事業のお金の流れを指しています。キャッシュフローを理解できると、健全な資金繰りが可能です。

一般的に企業のキャッシュフローは営業活動、投資活動、財務活動の3つがあります。

上場企業では「キャッシュフローの計算書」の作成が義務づけられていますが、そのほかの企業でも作成するに越したことはありません。「いつまでに」「いくらの」入金・出金があるのかを確認しましょう。

収益を受け取るまでの期間が長くなるほど支払いが困難になります。キャッシュフローを把握することでムダな出費を抑える、経費の一部を分割払いにするなどの工夫が行えます。

また、資金調達なども考慮しましょう。訪問看護の場合、開業資金などに日本政策金融公庫からの借り入れを受ける、運営中は介護報酬などの入金を待たずに早期に現金化できるファクタリングサービスなどを利用する方法があります。

キャッシュフローが良好であれば、赤字でも支払いに困るリスクは軽減するでしょう。もちろん営業活動などで収益を増やしていく必要がありますが、適切な支出を行いながら少しずつ財務を増やし、運転資金を確保していくことで倒産のリスクは小さくなります。

安定したステーション運営に訪問看護専用電子カルテ『iBow』
訪問看護ステーションの廃業・休業の主な理由は、人手不足と財力不足にあるとされています。それらの課題に取り組むためには、スタッフの離職を防ぎ働きやすい職場環境をつくること、利用者の満足度を高めて収益を上げることの2つが考えられます。

そのためには業務を効率化し、訪問ケアに注力できるシステムの導入が求められるでしょう。おすすめなのは、訪問看護専用電子カルテ『iBow』です。

『iBow』は、看護計画から日々の看護記録、各種帳票の作成や利用者の基本情報の確認などが行えます。シンプルな画面と直観的な操作で、ITシステムが苦手なスタッフにも使いやすくなっています。移動中などスキマ時間に指示書の確認、記録作業ができるので、中抜けや直行直帰の働き方も可能です。

経営者、管理者、事務、看護スタッフなどそれぞれの役割に応じた使い方ができるのも魅力で、ステーション全体の業務効率化にもつながります。

キャッシュフローを学ぼう!セミナー案内
また『iBow』は、開業支援の実績を持つスタッフがステーションの開業準備から開業後の経営をトータルでサポートしています。その中で無料勉強会も提供しており、ステーションの開業や経営に役立つ様々な情報を発信中です。

その1つとして無料訪問看護セミナー「管理者・経営者は知っておきたい!離職を防ぐチームつくりのポイント ~キャッシュフロー経営~」を配信しています。離職を防ぐチームづくり、訪問看護におけるお金の流れを可視化するキャッシュフロー経営などについてわかりやすく解説したものです。

講師は「ほめて育てる」を実践し、病院の増収と離職率の減少に成功したメディテイメント株式会社の杉浦 鉄平氏が務めています。

申し込みは、専用フォームに入力すると即時メールが送付され、案内に従ってログインするとセミナーに参加できる仕組みになっています。24時間いつでも視聴が可能です。

『iBow』無料訪問看護セミナー
https://ewellibow.jp/seminar/operation_202204-3/

まとめ
高齢社会に入り、訪問看護ステーションの需要はますます増加すると考えられます。

一方で、競合するステーションも増加し、ただ利用者を待つのみでは運営できなくなっているのが現状です。今後もその傾向は続き、顧客を引き付ける営業力や運営を継続する資金力、マネジメント力などが求められるようになるでしょう。

黒字は重要ですが、リスク回避にはキャッシュフローがさらに重要です。働きやすい職場づくりと健全な運営のためにも、お金の仕組みと流れを改めて学んでいきましょう。


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