訪問看護ステーションを立ち上げたいと思ったけれど、沢山の手続きや申請もあり、途方に暮れてしまっている方も少なくないと思います。
会社を立ち上げるのは予想以上に大変であることは、言うまでもない事実です。
また、企業を立ち上げるにあたり、資本金や純資産、流動資産、固定資産など似たような難しい言葉も多く出てきます。内容がよく理解できていないので、何とか頑張ってわかるようになりたいという方のために、今回は訪問看護を立ち上げる際の資本金についてまとめました。
目次
1資本金の概要
1-1資本金って何?
1-2資本金はどのようなことに使うの?
2資本金からわかる情報
2-1資本金の大きい会社=信用度が高い
2-2どのような会社から資金調達しているかわかる
3資本金は多い方がいいの?
3-1信用されるには多い方がいい
3-2多くしすぎる弊害
4資本金の額を決める時のポイント
4-1運転資金も考えて資本金を用意する
4-2取引先からの見え方を考慮して決めていく
5訪問看護の立ち上げで資本金はどのくらい必要?
5-1立ち上げに必要な資金
5-2資金調達をどのようにしていくか
6まとめ
資本金の概要
まずは資本金とは何かということについてお伝えします。資本金は会社を立ち上げる際に必要なお金と何となくイメージしていると思いますが、ここで詳しく説明していきます。
資本金って何?
資本金とは、会社設立などの際に、出資者(投資家や株式会社ならば株主など)から調達した資金を指し、運営に必要な元手金のことです。創業当初においては、資本金が会社を運営していく上での資金の基礎となります。ちなみにこの資本金は、負債や借金とは違い、返済義務がありません。
出資者からの払込金が資本金となりますが、立ち上げる際に第三者から払い込まれることはあまりないため、基本的には会社の代表が用意した自己資金がそのまま資本金になります。
資本金はどのようなことに使うの?
資本金は、必要物品の購入や給料などの人件費、その他、会社に限定されますが、どんな用途にも使えます。逆に個人の生活などには使用できません。
会社の資本金などに手を付けた場合は、「個人と会社のお金を混同している」と国や銀行から判断され、信用が低下してしまう恐れがありますので、気をつけてください。
資本金からわかる情報
資本金からわかることは、企業規模や、どのくらいの融資を受けられているのか、どんなビジネスを行っているかなどです。以下で詳しく説明していきます。
資本金の大きい会社=信用度が高い
資本金が多い会社は、それだけ社会的な信用度が高いと判断されます。企業のWebサイトの会社概要のページで資本金がよく書かれているのは、信用されていることを証明するためです。
他の企業から信用されているので、取引相手にも信用してもらいやすいという利点があります。また、取引口座の開設や融資の申し込みにも会社の信用度が関わってきます。以上の理由から、ある程度の資本金を用意しておくに越したことはないでしょう。
どのような会社から資金調達しているかわかる
ある程度の規模になっている会社では、資本金の調達先を掲載しているところも多いです。
大手の会社や優良企業から出資されているようであれば、その会社自体に信用があることがわかります。そのため、やはり取引相手と関わっていく際に信用されやすいという利点があります。
資本金は多い方がいいの?
資本金はあればあるに越したことはないですが、先程もお伝えした通り、資本金は個人的なことに使うことはできません。立ち上げの際に用意する自己資金が多すぎたことにより起こる弊害もあります。詳しくお伝えしていきます。
信用されるには多い方がいい
当然のことながら、多ければそれだけ信用されていると取引先に示すことができます。しかし、ただ闇雲に資本金を多くするというよりは、その企業にとって必要なだけ増やすことをおすすめします。
多くしすぎる弊害
資本金を多くするために、自己資金を投入しすぎて生活できなくなってしまえば本末転倒です。生活に困ったとしても、資本金は戻すことができないので、自分の生活を考えた上で金額を決めていくのをおすすめします。
資本金の額を決める時のポイント
それでは具体的に、どのくらい資本金があった方がいいのかについてお伝えします。
運転資金も考えて資本金を用意する
会社の立ち上げには、登録免許税や定款の認証などの法定費用や場所代、必要備品の確保、人件費などが発生します。これらの運転資金を考慮して、資本金を決めていきます。
一般的には、初期費用にプラスして3カ月程度売り上げがなくても、事業を続けられる金額に設定するのが、よいとされています。人件費や必要物品など、毎月どのくらいの金額が必要になるかは、考えておく必要があります。
取引先からの見え方を考慮して決めていく
前のところでも述べた通り、資本金は会社の信用に関わるものなので、取引先によってはそれなりの金額が必要な場合もあります。
訪問看護においては、取引先が多くはなく、個人で利用者と契約することによって運営していきますので、多額の資本金は必要ないことの方が多いです。
訪問看護の立ち上げで資本金はどのくらい必要?
ここまでで資本金のことについては、ある程度イメージができるようになっていると思いますが、実際に訪問看護を立ち上げる際はどのくらいの資本金が必要になるのでしょうか?
資本金はいくらでもいいのは、お伝えした通りです。しかし、資本金が少なければ、初期投資を必要最低限にしたり、役員の報酬を低くしたり、弊害が出てきてしまいます。
どのような初期投資が必要になるか、どのように資金を調達するかについてまとめていきます。
立ち上げに必要な資金
立ち上げに必要な資金には、設備資金と運転資金があります。
■設備資金設備資金とは、事務所や自動車、自転車等の車両の契約、電子カルテなどの備品の準備に必要な資金です。
■運転資金前でも述べている通り、家賃や人件費などを指します。
資本金が少なければこれらの資金も必要最低限になってしまいます。
なお、iBowの過去記事では、お役立ち情報として訪問看護ステーション開設のマニュアルについて紹介していますので、ぜひ一度ご覧ください。
参考)訪問看護ステーション開設マニュアル①~開設までの準備について~
https://ewellibow.jp/useful/useful_20181012/資金調達をどのようにしていくか
個人で出せる資金が限られている場合は、資金をどこかから調達しなければなりません。
銀行や日本政策金融公庫などの金融機関からの融資、地方自治体などからの助成金、クラウドソーシングでの資金集めなど、様々な資金の調達方法があります。
こちらの資金調達に関しても、過去記事でまとめています。事業計画やプレゼン方法など資金調達する際に大切なこともまとめていますので、合わせて読んでいただくとより理解が深まると思います。
参考)訪問看護ステーションを開業したい、事業拡大したい経営者の方へ!知っておきたい5つの資金調達
https://ewellibow.jp/useful/information_20211014/まとめ
今回は訪問看護ステーションの立ち上げに関わる資本金や資金の調達方法についてまとめました。記事を読む前に比べて、立ち上げる際のイメージはできているでしょうか?
立ち上げの際には、資本金などの費用以外にも様々な不安があると思います。iBowパーフェクトコースでは新規開業の方に向けて企業の立ち上げをサポートしています。
訪問看護ステーションの開設に関する疑問や不安を私たちと一緒に解決していきましょう。詳細は下記の記事にも書いていますので、訪問看護ステーションの開設を検討している方はぜひご覧ください。
参考)
https://ewellibow.jp/useful/information_20211114/#m5