訪問看護でもICT化をしている職場が増えてきました。電子カルテをタブレットで開くなど、便利な機能が増えていますが、セキュリティに不安を持っている方も少なくないと思います。
特に訪問看護では、病院内ではなく、地域の様々な場所に訪問するため、紛失や盗難など多くのリスクにさらされることが多いです。
今回はICT化、特にタブレット端末を活用する際のメリットや注意点についてまとめました。
1タブレットにするメリット
1-1簡単に記録できる
1-2情報の閲覧が楽
1-3情報の共有にも便利
2コミュニケーション不足も解決できます
2-1Web会議で顔が見やすい
2-2音声通話を有効活用する
2-3それぞれの職員のスケジュールが確認できるようにする
3タブレット端末を使用するために気をつけること
3-1使用する上で、起こりやすいリスク
3-2リスクへの対策
4安心して使えるiBow
4-1端末に記録が一切残らない
4-2セキュリティーが万全
5まとめ
タブレットにするメリット
まずはタブレットにするメリットからお伝えします。いろいろな移動が多い訪問看護では、持ち運びのしやすさや記入の手軽さなどから、タブレットタイプのカルテがおすすめです。詳しく説明していきます。
簡単に記録できる
タブレット端末は、画面が大きく、記録をする際に誤入力や誤操作を防げます。スライドをする手間も省けるため、ストレスが少なく、簡単に記録することができます。
指でタップするなど、直観的に操作ができるため、難しい説明書を読まなくても、すぐに記録できるのも大きな利点です。
情報の閲覧が楽
画面が大きいため、情報を見る際にも重宝します。小さい画面ですとスライドを使い、画面を行ったり来たりする可能性がありますが、その点タブレット端末ではそのような状況になることは少なくなります。
情報の共有にも便利
訪問先で、タブレット端末で写真を見せたり、書類を見せたりする際にも文字や画像が大きく出るため、おすすめできます。
特に利用者は高齢なため、大きな文字や画像でないと十分に確認してもらえない可能性があります。
コミュニケーション不足も解決できます
テレワークや在宅ワークでは、直接的なコミュニケーション自体がとりにくくなっています。
訪問看護は、スタッフそれぞれが1人で訪問することが多いため、スタッフ同士の円滑なコミュニケーションが大切になります。この項では、よりよいコミュニケーションを行うには、
どのような方法があるかをお伝えします。
Web会議で顔を合わせる
直接会わなくても仕事ができてしまうため、孤独感を感じたり、みんなで仕事をしている認識が薄れてしまったりすることがあります。
定期的にWeb会議を行い、顔を合わせるだけでチームで働いている感覚を養えます。
音声通話を有効活用する
テキストだけのやり取りですと、誤解を生んだり、微妙なニュアンスが分からなかったりすることもあるので、説明が難しい内容などは直接音声で通話をして情報共有するなどの工夫をすると良いでしょう。
それぞれの職員のスケジュールを確認できるようにする
それぞれの職員のスケジュール管理も一括で行えるため、連絡のできる時間帯や空き時間を確認しましょう。
それを元に、会議やカンファレンスの日にちを決めることや、相談するタイミングを決めることで、円滑なコミュニケーションが可能になります。
タブレット端末を使用するために気をつけること
タブレットを使用する上で最も気をつけなければならないのは、情報の漏洩です。最悪の場合は、訴訟問題にまで発展してしまう可能性もあります。
情報の漏洩がどのような時に起きるのか、またそれを防ぐためにどうすれば良いのか、という点についてまとめました。
使用する上で、起こりやすいリスク
訪問看護で起こりやすいリスクとして、盗難や置き忘れ、紛失などがあります。
訪問看護では、端末を持ったまま色々な家庭を回らなければなりません。特に急いで訪問する際に、上記で伝えたミスが起こりやすいといえます。
また、仕事を持ち帰って行う場合などに、端末を持ち帰るというような、不適切な持ち出しも情報漏洩のリスクを高めます。
リスクへの対策
リスクへの対策として、しっかりとしたガイドラインや運用方法を決め、それをステーション内で周知し、徹底していくことが大切です。その例を挙げます。
■盗難や紛失が発覚した際の対応盗難や紛失はどんなに気をつけていても、避けられない時があります。その際に、どのように対応するのかは決めておく必要があります。
方法としては、以下の内容が考えられます。
・紛失や盗難が起こった際にどこに連絡を入れるかを確認する
・遠隔操作でロックを行う、または端末のデータを消去する
これらの方法を明確にしておくことで、不測の事態に陥っても落ち着いて行動し、被害を最小限に抑えることができます。
■持ち帰りのルールを定める基本的に自宅へは持ち帰らないというルールは定めるべきですが、仕事が残ってしまった際や夜間の当番の場合には、持ち帰らなければならない状況も起こりえます。
どのような時に持ち帰るのかについて、職場で共有し、該当しない場合は、次の日に持ち越すなどのルールを決めることで、リスクに備えることができます。
■端末の持ち運びルールを定める端末を持ち運ぶ際は置き忘れや紛失を防ぐために、紐やチェーンなどを付けたり、専用の入れ物を用意したりするなどの方法が有用です。
■使用時以外は、端末をロックする第三者の閲覧を防ぐため、使用しない時は必ずロックを掛けるようにします。使う時だけロックを解除することで、紛失や置き忘れた際にも、すぐには情報を閲覧されなくなります。
■タブレット端末ではできるだけインターネットのページの閲覧を避けるウイルスに感染するなどのリスクがあるため、なるべくカルテで使用している端末で、インターネットには接続しないようにすることが大切です。
それに加えて、ウイルス対策のソフトやアプリケーションを搭載することでより安全に運用することができます。
安心して使えるiBow
iBowは、「訪問看護に携わるあなたが“幸せ”になること」との考えから、訪問看護に特化したICTの導入や電子カルテなどのツールの開発を行っています。
また、iBowの提供元である株式会社eWeLLは日本品質保証機構(JQA)、情報マネジメントシステム認定センター(ISMS-AC)の認証を取得しています。そのため、iBowのセキュリティは国際基準に準拠しているといえます。
そんなiBowのセキュリティの一部を紹介します。
端末に記録が一切残らない
iBowでは、記録した内容や撮影した写真が端末に保存されずに、iBow上の専用のサーバーでデータが保存されます。そのため万が一、端末のロックが解かれても、すぐに情報が流出することはありません。
セキュリティが万全
iBowを開く際にもIDとパスワードが必要なため、紛失や盗難に遭っても誰かがiBowにアクセスできる可能性は低いです。また、遠隔でログアウトすることも可能なので、セキュリティは万全です。
まとめ
今回は、訪問看護でタブレット端末を使用す利点や注意することについてまとめました。
利用者に寄り添い、個別性の高い看護を長い期間続けていく訪問看護にとって、情報の共有は最も重要なことのひとつです。
適切な方法で利用されれば、紙カルテよりも便利で安全に運用できるでしょう。この機会にぜひ一度ICT化について考えてみてはいかがでしょうか。