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2026年10月25日(日)
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No127.訪問看護の初回訪問の流れ、注意点、準備について解説

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No127.訪問看護の初回訪問の流れ、注意点、準備について解説

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訪問看護の利用が決まり、訪問看護ステーションとサービスの契約がされた後、初めて訪問看護を行うことを初回訪問といいます。初回訪問は、利用者と訪問看護師が初めて会うため、今後の訪問看護を円滑に進めていくための信頼関係構築に大きく影響します。

そこで今回は、これから訪問看護を始める方のために、初回訪問の流れと注意するべきこと、事前準備について説明します。

目次
1初回訪問の流れ
 1-1入室・挨拶
 1-2健康状態の観察
 1-3訪問看護計画の立案
 1-4ケアの実施
 1-5次回訪問の確認
2初回訪問で注意するべきこと
 2-1訪問看護指示書が交付されているかどうか確認する
 2-2身だしなみを整える
 2-3礼儀正しい行動を心がける
 2-4利用者に気を遣わせすぎない
3事前準備について
 3-1カルテを確認する
 3-2訪問の流れをイメージする
 3-3物品の準備をする
4まとめ

初回訪問の流れ
初回訪問は、利用者の希望や必要な医療について情報収集するだけではなく、利用者や家族との信頼関係の構築に大きく影響します。そのため事前に情報収集する項目を考えたり、イメージトレーニングをしたりして、今後の訪問を円滑に行えるようにしましょう。

それでは、初回訪問の流れについて説明していきます。

入室・挨拶
初めての訪問ですので、訪問時間はきちんと守りましょう。時間に余裕を持って到着し、インターホンを押すのは時間ちょうどが望ましいです。早すぎる到着は、かえって利用者に負担をかける場合があるので気をつけましょう。

入室したら、利用者や家族に笑顔ではっきりと自己紹介をします。最初の表情や声のトーンで訪問看護師の印象が決まるので、良い印象を与えられるように心がけましょう。

健康状態の観察
初回訪問では、バイタルサイン測定やアセスメントを行い、どのような医療や看護が必要かを情報収集します。身体面だけではなく精神面のアセスメントも行い、自宅で過ごすことへの不安やその原因についても観察します。

利用者との何気ない会話から身体状況に関する情報が得られますし、利用者が不安を伝えてくれる場合もあるため、利用者や家族が話しやすいようなリラックスした雰囲気を作ることが重要です。

生活環境についても観察し、転倒リスクのある段差がないか、ベッドから起き上がるときの手すりはあるのかなど、安全に生活を送ることができるかどうかを評価します。家族などの介護者がいる場合には、家族の介護状況や健康状態、介護への不安があるかどうかなどについても確認します。

訪問看護計画の立案
初回訪問で得た情報をもとに訪問看護計画を立案します。利用者の病状や全身状態、ADL、自宅環境、家族の介護状況、生活への不安などから、必要な看護を考えます。自宅で過ごすにあたり、どのような看護介入を行えば安心・安全に療養生活を送ることができるのかをアセスメントし、看護計画を立案します。

看護計画立案の際は、看護師主体ではなく利用者の希望に添った利用者主体の目標設定を行うことで、個別性の高い看護計画が立案できます。

ケアの実施
アセスメントの結果、必要な看護を行います。初回訪問の際には、看護に必要な物品や医療材料がそろっているかの確認も重要です。自宅での看護は、病院とは異なり物品が限られています。自宅にある物を応用して使うことが多いので、利用者や家族に確認した上で、臨機応変に対応できるようにしていきます。

実際にケアを行う際には、利用者が安心してケアを受けることができるように、ケアの説明、声かけを忘れないようにしましょう。ケア後の環境整備も、利用者が安全に過ごすために欠かせません。

家族が介護している場合には、家族の介護状況や精神的負担などに応じて指導を行い、必要であれば多職種との連携も検討します。

次回訪問の確認
退室時は、必ず次回の訪問予定と次回訪問時までの緊急対応についてお伝えしましょう。

退院直後に訪問看護を開始した場合、他の医療介護保険サービスが同時に開始になることが多く、利用者が混乱してしまうことがあります。必要であれば、カレンダーに次回訪問予定日を記載したり、メモを渡したりすると良いでしょう。

初回訪問が終了したら、ステーションの管理者や担当ケアマネージャーと情報共有を行い、初回訪問の評価を行います。

初回訪問で注意するべきこと
初回訪問での第一印象は、利用者や家族との信頼関係に大きく影響します。利用者に良い印象を持ってもらえるように、いくつか注意するべきことがあります。

訪問看護指示書が交付されているかどうか確認する
訪問看護師は、医師の指示がなければ医療を提供することができません。したがって、訪問看護指示書の期限外に訪問することはできないので、初回訪問が期限内に設定されているかどうかを確認しましょう。

身だしなみを整える
訪問看護では必ずしも白衣を着る必要はありませんが、利用者や家族に良い印象を与えられるような清潔感のある服装を心がけましょう。清潔感のある動きやすい服装で、親しみやすい印象を与えられるような服装がベストです。

多くのステーションでは、ポロシャツやスクラブにチノパン、スニーカーといった服装が多いです。ジーパンやサンダルなど、カジュアルすぎる服装は好ましくありません。

礼儀正しい行動を心がける
自宅は利用者のパーソナルスペースであるため、玄関で靴をそろえる、不必要に室内を見渡さないなど、礼儀正しい行動を心がけましょう。

自宅には、個性が表現されている物が置いてあることが多いため、話のきっかけやその後の信頼関係の構築に役に立つことがあります。適度に利用者との距離を縮めていくことが大切です。

利用者に気を遣わせすぎない
訪問時に、利用者からお茶やお菓子を勧められることがあります。初回の訪問で無理に断ってしまうと、角が立ってしまう可能性があります。しかし、毎回お茶やお菓子をもらっていると次の訪問スケジュールに影響が出ることもあるため、初回訪問の段階で「お気遣いは不要です」と伝えておくのが良いでしょう。

事前準備について
訪問看護では、1件あたりの訪問時間は60分であることが多いです。この時間内でアセスメントを行い、ケアを実施し、利用者とコミュニケーションをとるため、計画的に実行しなくてはなりません。限られた時間で多くの情報収集を行うためには、訪問前の事前準備が重要になってきます。

カルテを確認する
基礎疾患や服薬状況、既往歴などの基本情報や、訪問時の注意点について確認します。そのほか利用者の家族構成や関係性、介護状況、コミュニケーションにおける注意点などがないかを確認します。

訪問の流れをイメージする
訪問後の優先順位を考え、時間配分と順番を決めます。限られた時間でアセスメントとケアを行うので、事前にイメージトレーニングをしていきましょう。予定通りにいかないことも想定し、臨機応変に対応できるようにいくつか対応パターンを用意していくと良いでしょう。

物品の準備をする
事前準備では、物品の確認も忘れてはいけません。

アセスメントに必要な物品
・体温計
・血圧計
・聴診器
・パルスオキシメーター

ケアに必要な物品
・手袋
・マスク
・エプロン
・アルコール綿

利用者宅には医療用品がないことも想定し、多めに予備を持って行った方が良いでしょう。そのほか、利用者が病院から処方されて使用している医療材料を使用することもあります。

まとめ
訪問看護における初回訪問は、訪問看護師と利用者の信頼関係を築く第一歩です。今後の訪問が円滑に行えるように事前にしっかりと準備をすることが大切です。

利用者が安心・安全に在宅生活を送ることができるようにアセスメントを行い、利用者の在宅生活を支援していきましょう。

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