訪問看護は、利用者の健康を預かる仕事として日々の連絡・情報共有、協力を行うことが大切であり、チームワークは欠かせない要素となっています。
良好なチームワークは事業に成長や利益をもたらしますが、一方で運営や人間関係も含め「報連相ができていない」「職場がぎこちない」などの悩みや問題が発生することがあります。
ビジネスにおけるチームワークとは、どのように組成していけば良いのでしょうか。ここでは、良い組織づくり・チームワークづくりが重要視されている背景と考え方、チームワークを向上させる原則について解説していきます。
1組織づくり・チームワークとは
2良い組織づくり・チームワークが組織経営に重要な理由
3良い組織づくり・チームワークを高める5原則
3-1目標設定・チームメンバーとの共有
3-2役割の配分・明確化
3-3目標に向けた現状課題の洗い出し・改善
3-4コミュニケーションの円滑化
3-5リーダーシップとサポート
4『iBow』の紹介
5チームビルディングセミナー
6まとめ
組織づくり・チームワークとは
チームワークとは、英語で「共同作業」という意味になりますが、「目標」や「目的」を共にする作業のことを指します。スポーツでも、勝利を目指し力を合わせるように、ビジネスでもチームメンバーと連携し、弱点を補い合いながら目標達成に向けて協力していく体制のことをいいます。
このチームワークにより組織力を高め、個人では難しいようなプロジェクトの達成、収益の向上などにつなげていけるのです。
チームと類似する言葉に「グループ」があります。複数人が集まって作業をするという点では共通していますが、グループは同じ属性を持つ集団、チームは同じ目的を持つ集団という違いがあります。
グループが出す成果は、それぞれの能力を発揮した結果を合わせた合計であるのに対し、チームが出す成果は、同じ目標のもと互いに協力し合い能力を高め合った結果の重なり合いで、それが能力の合計よりも大きな結果を生み出すことが期待されているのです。
つまりチームワークの構築は、スタッフそれぞれが力を持ち寄ることで個人では達成が困難な大きな目標を実現する可能性が高くなります。
また、チームメンバー同士で刺激し合い、多様な考え方を理解する、モチベーションが向上する、困難な状況や変化にも対応できるなどさまざまなメリットが考えられるのです。
良い組織づくり・チームワークが組織経営に重要な理由
これまで、チームワークはスポーツ競技や学校行事などで使われてきましたが、なぜビジネスシーンに取り入れられるようになったのでしょうか。チームワークによる成果が求められるようになった背景には、日本経済の活性化やダイバーシティ経営などに対応する必要性があるためと考えられます。
個々の能力には限界がありますが、能力を結集し話し合いや協力を重ねることで、斬新なアイデアの創出、新しい商品やビジネスの開発など、大きな成果が期待できます。チームワークが大きくなるほど、その相乗効果は大きくなり、日本経済の活性にもつながります。
経済の活性化となると大きな話ですが、ビジネスは個々の力の集大成です。訪問看護においても、チームワーク強化が事業運営や収益につながり、地域住民の豊かな生活、地域経済の活性化、広義では日本経済にも貢献することになります。
特に高齢社会、地域包括ケアシステムの推進により訪問看護のニーズが高まっており、その事業価値は大きいと考えることができるでしょう。
また、ビジネスのグローバル化が進み、多様な人材を尊重・受け入れ、それぞれの能力を活かすダイバーシティ経営の流れが広まっています。
人材は事業価値を高める要素となるため、メンバーが存在を認め合い、助け合える風土づくりが必要になってきます。そのため率直な意見交換を行い、必要に応じて面談を行い話し合うことが大切です。チームワークを強化することにより、ステーションの質向上、離職率の低下にもつながります。
良い組織づくり・チームワークを高める5原則
それでは、良い組織づくり・チームワークを高めるためにはどのような取り組みを行うべきでしょうか。チームワークに必要とされる要素を5つ紹介します。
1目標設定・チームメンバーとの共有
チームワークは目標設定が最重要事項です。まずは事業所全体、または運営チームで達成すべき目標を明確にし、それをメンバーで共有することから始めましょう。目標や事業展開の方向性は、すべてのチームメンバーが納得した上で設定し、共有していく必要があります。
自分たちの働くステーションがどのような理念を持ち、何を目指しているのか、何を実践するのか、明確にしておきましょう。
2役割の配分・明確化
チームメンバーがそれぞれ活躍するためには、自分が果たすべき役割を知る必要があります。リーダーはメンバーの個々の得意・不得意分野を把握した上で、能力を発揮できるよう明確に役割を分担しましょう。
また、責任を持って業務を遂行するためのルールも設け、そのなかで互いを尊重し合い、必要に応じて協力し合うことも役割の1つとしておきます。
3目標に向けた現状課題の洗い出し・改善
業務の進行中は、メンバーの間で業務負荷が生じたり、利用者のケアに関する問題が発生したりする可能性があります。チーム全体やメンバー個人の課題をそれぞれ洗い出し、目標達成のために何を改善するべきか、施策を行います。
チームワークを強化するために、個々の動きや進捗状況を常に把握できる環境づくりが大切です。
4コミュニケーションの円滑化
チームワークを維持・向上するためには活発なコミュニケーションが重要です。ミーティングなどを設けて話し合うことも大切ですが、日々の報連相(報告・連絡・相談)を意識し、お互いの状況を理解しておくことで、必要なサポートなど迅速な対応が行えます。
報連相や話し合いの場では、役割に関係なく意見を述べられるチーム体制を構築しましょう。「今は忙しいかな」「後で聞こう」などの気遣いは、チームワークの向上を妨げるほか、トラブルに発展する可能性も考えられます。
もちろん、意見を述べるばかりではなく、相手の話を聞き相互理解につなげることが大切です。
5リーダーシップとサポート
メンバーを率いるのは、チームリーダーです。状況把握、スタッフの教育やサポート、経営層とスタッフの意見調整などを行います。メンバーが目標に向かって進めるよう、検証と分析、改善の繰り返しを行い、状況に応じて叱る、褒めるなどチームをまとめるための対応も必要になるでしょう。
チームをまとめることは、個々の能力発揮とモチベーション向上につながります。
『iBow』の紹介
チームメンバーのコミュニケーションや、リーダーのチームマネジメントをサポートできるのが、訪問看護専用電子カルテ『iBow』です。
『iBow』では、日々の看護記録の記入を始め、スケジュールや利用者情報、対応マニュアルなどさまざまな情報を共有・確認することが可能です。また、「24時間体制」という記録機能を有しており、オンコール、利用者、自治体などさまざまな電話対応を記録しておくと、履歴から簡単に確認することができます。
日々の業務の確認、経過報告などを瞬時に把握できることで、密なコミュニケーションを実現し改善や新たな施策などの判断ができるようになります。
チームワークを促進するコミュニケーション方法については、こちらも参考にしてみてください。
訪問看護におけるコミュニケーションにもICTを活用!正確で迅速な情報共有で利用者へのサービス向上を目指す
https://ewellibow.jp/useful/information_20211116-2/#m2チームビルディングセミナー
また『iBow』では、無料の訪問看護セミナーも開催しています。看護師、経営者、管理者向けなどそれぞれの視点から必要な情報を提供しています。経営者・管理者向けには、今回のテーマであるチームワークやチームビルディングの方法やポイント、事例などを解説するセミナーやカンファレンスも実施しています。ぜひ参考にしてみてください。
https://ewellibow.jp/seminar-cat/operation/まとめ
チームワークとは、それぞれの能力を活用し、弱点を補完し合いながら、個人では達成が難しい大きな目標を実現する力です。チームワーク体制を構築できる職場づくりと意識改革、コミュニケーションを行っていきましょう。
その基盤づくりとして、業務効率化、コミュニケーションをサポートする『iBow』の活用を検討してみてはいかがでしょうか。