IT訪問看護
2026年10月25日(日)
 IT訪問看護

No223.訪問看護ステーションの災害対策について

新着ニュース30件






























No223.訪問看護ステーションの災害対策について

このエントリーをはてなブックマークに追加
近年、わが国では地震や台風、大雨などによる自然災害が多発しています。訪問看護ステーションにおいても、いつ起こるかわからない災害に備えた万全な対策と安全管理が求められます。

そこで今回は、訪問看護ステーションの災害対策について解説します。

目次
1 災害対策が必要な理由
2 災害時の優先順位は?
 2-1ステーション設備の対応、スタッフ間の安否確認
 2-2訪問中の利用者・家族の安全確保
 2-3緊急訪問が必要な利用者のもとを訪問し、安全確認をおこなう
 2-4安全確保後は復旧作業へ
3 普段からの備え
 3-1施設・設備の点検
 3-2スタッフ間の連絡方法の整備
 3-3防災教育・訓練
 3-4利用者の連絡先リストの作成
 3-5カルテの整備
4 『iBow』で万全の備えを
5 まとめ

災害対策が必要な理由
災害対策は、訪問看護ステーションだけでなく、企業や病院などあらゆる施設において重要です。災害に対してあらかじめ対策しておくことで、事業への被害を最小限に抑え、事業の早期復旧が可能となるからです。

また、事業の継続や復旧にはスタッフの安全確保も欠かせません。災害対策が不十分であったことが原因でスタッフに被害が及んでしまった場合、「安全配慮義務違反」として損害賠償が求められることもあります。スタッフの安全確保の視点からも、災害対策は重要です。

訪問看護ステーションにおいては、スタッフの居場所がステーションや利用者の居宅などさまざまであることや、利用者の居場所もばらばらであること、そして病院などと異なりいざというときにスタッフがすぐに利用者のもとを訪れることが難しい可能性があることなどから、災害時の対応はより一層困難なものとなるでしょう。そのため、普段からの備えが重要になります。

災害時の優先順位は?
災害時には、スタッフ各自の役割を認識し、優先順位を考えた行動が求められます。管理者はリーダーとしてスタッフに適切な指示出しを、一方のスタッフは指示に基づいた行動と管理者への報告をおこないます。

ステーション設備の対応、スタッフ間の安否確認
災害発生時にステーションにいるスタッフは、まず火の始末とガスの元栓を閉め、自分自身の身を守ります。ステーションの安全確認が済んだら、ステーションにいないスタッフと利用者、家族の安否確認をおこないます。

災害発生時に休日であるスタッフも、可能な範囲でステーションに招集しましょう。また、災害の場ではステーション管理者がリーダーとなることが望ましいですが、管理者が不在の場合には、その場にいるスタッフのなかからリーダーを選出します。

訪問中の利用者・家族の安全確保
災害発生時にたまたま利用者のもとを訪問していた看護師は、まず利用者とその家族、そして自分自身の安全確保をおこないます。

人工呼吸器など、絶対に外すことのできない医療機器を利用している場合には、充電がなされているかどうか、また停電となってしまった場合には正しく動いているかどうかを確認します。万が一機械が動いていない場合には、直ちにバッグバルブマスクによる補助換気を開始しましょう。

また、避難が必要となる場合には、避難先に持っていくべき物品や機器を用意した後、利用者の移動方法について検討します。

やるべきことが多いですが、管理者やリーダーなどから連絡が入る可能性があることも忘れず、できるだけタイムリーに応対できるようにしておきましょう。

緊急訪問が必要な利用者のもとを訪問し、安全確認をおこなう
ステーションにいるリーダーやスタッフは、利用者のうち緊急訪問が必要な利用者をピックアップしていきます。人工呼吸器などの医療機器を装着中の利用者や医療依存度の高い利用者は、緊急訪問の優先順位が高くなります。

訪問の際、災害により道路が崩れている可能性なども考え、原則自転車や徒歩でおこないます。道中や訪問先での安全確保のため、可能であれば2名体制での訪問が望ましいでしょう。

安全確保後は復旧作業へ
ステーションにいるスタッフ、そして訪問業務中のスタッフ、利用者、家族の安全確保ができたら、復旧作業もすすめていく必要があります。

事務職員がいるステーションの場合には、事務職員と協力しながら、必要な事務業務や物品・物資の手配、カルテの確認などをおこなっていきましょう。

普段からの備え
災害対策では、いざというときに速やかに動き出せるよう、普段からの準備が非常に大切です。ここでは、備えておくべきものについて解説します。

施設・設備の点検
まず、訪問看護ステーションの立地を把握し、災害が起きた際にどのような被害が予測されるのかを考えましょう。海に近い場所では地震の際に津波が襲来する可能性がありますし、河川に近い場合には氾濫や浸水、崖崩れなどのリスクが高まります。起こり得る災害をシミュレーションし、それに合わせた対策を講じていきましょう。

また、施設の耐震性チェックや設備・備品の点検も重要です。定期的におこないましょう。

スタッフ間の連絡方法の整備
先述のとおり、訪問看護ステーションのスタッフは、勤務時間中ステーションにいることもあれば利用者の居宅にいることもあるため、緊急連絡リストを作成しておく必要があります。

連絡リストは全スタッフに配布しましょう。また、災害時には電話が繋がりにくいこともありますので、メールアドレスも共有しておくことが望ましいでしょう。

さらに、スタッフの居住地やステーションまでの移動方法に関しても把握しておくことをおすすめします。

防災教育・訓練
災害対策においては、防災教育や訓練が必要不可欠です。日頃から災害対策の必要性や役割分担についてカンファレンスをおこない、定期的に防災教育や訓練を実施しましょう。

具体的には、安否確認や防火・消火の方法、ライフラインの点検、備蓄用品の確認、ライフライン途絶時における利用者へのケア方法の確認、利用者の避難方法の確認などをおこないます。

また、利用者やその家族にも、防災教育をおこなう必要があります。災害発生時の対応や避難方法、連絡方法、避難場所を共有し、いざというときに速やかに行動できるよう備えましょう。

利用者の連絡先リストの作成
災害に備え、利用者の連絡先リストを作成しておきましょう。医療依存度や要介護度などを元に、優先順位の高い利用者から効率よく安否確認ができるようにリストアップし、利用者の名前・住所・地図・避難場所・連絡先・主治医・ケアマネージャー・使用している医療機器やその業者の連絡先などについて、一目でわかるようにまとめておきます。

カルテの整備
災害に備えたカルテの整備も非常に重要です。紙カルテを利用している場合は、災害によりカルテを紛失してしまったり、水害によって文字が消えてしまったりする可能性があります。利用者に関するすべての情報を失うことになってしまいますので、クラウドやWebを介してバックアップが取れる電子カルテなどITツールの導入を強くおすすめします。

『iBow』で万全の備えを
訪問看護ステーションにおける災害対策の一環として、訪問看護専用電子カルテシステム『iBow』の活用をおすすめします。

『iBow』では、災害時であっても速やかに利用者の情報を確認できるばかりでなく、スタッフは24時間体制の申し送り機能も利用でき、いつでも、どこにいても速やかな情報共有が可能です。利用者を訪問中の場合にも、その手を止めることなく連絡がとれる結果、速やかな避難行動にもつながります。

まとめ
今回は、訪問看護ステーションにおける災害対策について解説しました。

自然災害はいつ何時発生するかわかりません。いざというときにステーションやスタッフ、そして利用者の命を守るためには、普段からの備えが何よりも重要です。

訪問看護電子カルテシステム『iBow』を導入し、万全な災害対策を講じましょう。

訪問看護に関するBCPについては、こちらの記事もご覧ください。






Amazon.co.jp : 災害対策 に関連する商品
  • No312. 訪問看護ステーションの利益化につながる労務業務の効率化やポイントとは(5月23日)
  • No311. 訪問看護経営初心者向け法人カードの選ぶポイントや個人カードとの違い(5月20日)
  • No309. 訪問看護利用者との契約手順と書面の保管(5月18日)
  • No.313 訪問看護スタッフの定着化が成功しているステーションの特徴と方法(5月17日)
  • No314.訪問看護スタッフ間の雑談に多い話題は?雑談のコツやおすすめテーマも解説(5月13日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->