病院でも訪問看護ステーションでも「カンファレンス」という言葉をよく聞くようになりました。業務の予定にカンファレンスとあるため、いつもなんとなく参加されている方も多いのではないでしょうか。
カンファレンスに参加する意味や目的を理解することで、より良いチームワークや看護に繫げることができます。今回は訪問看護で行われるカンファレンスについて見ていきましょう。
1訪問看護のカンファレンスとは?
1-1カンファレンスって?
1-2定期カンファレンス
1-3退院前カンファレンス
1-4在宅患者緊急時等カンファレンス
1-5サービス担当者会議
2カンファレンスを行うことの3つのメリット
2-1サービス提供を効率よく行える
2-2サービス内容の質が上がる
2-3ケアの確認ができる
3カンファレンスの方法
3-1事務所に集合して行う
3-2リモートで行う
3-3SNSで行う
4カンファレンスの予定や議事録の管理にiBow
5まとめ
訪問看護のカンファレンスとは?
訪問看護で行われるカンファレンスとはどのようなものなのかを見ていきましょう。
カンファレンスって?
そもそもカンファレンスとはどのようなものなのでしょうか。
カンファレンスとは、ビジネスシーンでも使われることが多い用語になります。もとは英語で「会議」という意味をもち、「協議会」などとも訳されます。
ステーションの看護師同士や医療機関や役所などの関係機関などと会議をするときにカンファレンスと呼ばれる会議に参加することになります。
ではどのようなカンファレンスが訪問看護ではあるのでしょうか。細かく見ていきましょう。
定期カンファレンス
事務所内で週に一回や月に一回など、定期的に利用者情報の交換や連絡事項を伝える会議を定期カンファレンスと言います。
利用者の情報を共有したり、看護ケアの方針を話し合ったりします。その他にも事務所の予定や作業内容の伝達など、周知しておきたい事項を確認することもあります。
退院前カンファレンス
これから自宅や施設に退院して、訪問看護を利用する予定の方の方針を確認するために医療機関で行われるカンファレンスです。
入院時の主治医や受け持ち病棟の看護師、セラピスト、管理栄養士、ソーシャルワーカーなどの病院関係者とケアマネジャー、訪問看護師、福祉用具事業者など在宅で利用する予定のサービス事業者が一堂に会し、情報共有を行います。
退院前カンファレンスに参加すると、退院時共同指導加算などの加算も算定できるため、機会があれば参加することをおすすめします。ただし、准看護師は算定できないことや記録に残すことなど要件があるため注意が必要です。
在宅患者緊急時等カンファレンス
在宅で療養されている方の状態が急変などがあったときに医師が主催で開催されるカンファレンスです。
診療方針の変更や今後の治療内容などチームで情報を共有したいときに行われることが多く、急をようすこともあるため、フットワークの軽さが大切になってきます。
在宅患者緊急時等カンファレンスに訪問看護師が参加すると在宅患者緊急時等カンファレンス加算を算定することが可能です。
サービス担当者会議
ケアマネジャーが主催して、要介護認定区分が変わった際やケアプランの更新または変更があった場合などに行われるカンファレンスになります。
介護保険制度上で規定されており、必ず行わなければならないカンファレンスとされています。参加をした際には訪問看護からの意見を求められる場合や利用者の状況を看護の目線で報告することもありますので、情報を整理して参加しましょう。
カンファレンスを行うことの3つのメリット
カンファレンスを行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。カンファレンスを行う3つのメリットを見ていきましょう。
サービス提供を効率よく行える
まずサービス提供が効率よくなることが考えられます。訪問看護は基本的に看護師が1人で訪問してサービスを提供します。
毎回同じ看護師が訪問するとは限りません。そのため情報を共有しておくことで利用者の状態を把握でき、複数の看護師が入れ替わっても効率よくサービス提供できます。
サービス内容の質が上がる
次に看護サービスを提供する際の質が上がることも考えられます。疾患や状態を観察する点は一緒でも、人によって何気ない会話などから得られている情報がそれぞれ違います。
複数の目で観察することでさまざまなアセスメントができ、より看護サービスの質が向上し、より良いケアに繫がっていきます。
ケアの確認ができる
病棟では他の看護師と相談しながら看護ケアを行うことが可能ですが、訪問看護はその都度相談することが難しいこともあります。
自分の看護が本当に正しいのか、もっと良いケアがあるのではないかなどの悩みをカンファレンスで相談することで、ケアの確認ができ、自信を持って看護に当たることができます。
カンファレンスの方法
カンファレンスを行う場合も様々な方法があります。カンファレンスを実際に行う際、どのような方法があるのか見ていきましょう。
事務所に集合して行う
訪問看護では事務所を集合場所とし、カンファレンスを行うことが多くあります。
訪問時間の合間を見て複数回に分けて行う、朝礼後にそのまま看護師で集まってカンファレンスを行うなど、事務所によって形態は様々です。
実際に顔を合わせて話をするため、ジェスチャーや視線など非言語的コミュニケーションを活用することもできます。
リモートで行う
スマホやタブレットなどを利用してテレビ電話でカンファレンスを行う方法です。リモートは感染症の流行により、感染予防の観点から実施する事務所も増えています。
訪問看護は移動時間が業務内に入ってくるため、看護師が集まることが難しい場合も大いにあり得ます。多忙で事務所に集まる時間がないときなど、リモートであれば車内からでも参加できるため、参加率は格段に上がりやすくなるでしょう。
SNSで行う
ビジネス用に開発されたSNSを利用してカンファレンスを行う場合もあります。SNSではメッセージやチャットに書き込めばいいので時間を問わず、好きな時に返信することができます。
文字入力に慣れていない方や早急に返答が欲しい場合には時間を要するため、注意が必要です。しかし、情報共有や返答をさかのぼって見返すことができるメリットもあります。
時と場合によってリモートと使い分けると良いでしょう。
カンファレンスの予定や議事録の管理にiBow
カンファレンスを行う場合にどのツールを利用するか悩みますよね。予定管理や議事録などの管理も必要になってきます。
『iBow』ではサービス担当者会議などの予定管理や議事録の作成が簡単に行うことができます。作成を行うだけではなく、『iBow』を導入することで他の看護師や事務職員などにも共有することができます。
大切な情報を素早く他のスタッフに共有できると業務の効率化にも繫がります。
まとめ
訪問看護は看護師同士が集う機会が短時間、または数日合わないこともあります。そのためカンファレンスで情報共有を行うことはとても重要で、ケアの質向上や業務の効率化にはとても役立ちます。
カンファレンスは在宅患者緊急時等カンファレンス加算や退院時共同指導加算収入と収入につながる場合もありますが、ステーション内で行われるカンファレンスは収入に直結しないものがほとんどです。
しかし、質が高く業務が効率化されている事業所は収益も必然的に上がってきますので、ぜひカンファレンスを積極的に取り入れていきましょう。