訪問看護は病院と異なり一人で訪問することが多いため、訪問時のミスやトラブル発生への不安がある人もいると思います。
そこで今回は、訪問看護で働いてみたいという看護師さんのために、訪問看護師が多く経験するトラウマやあるあるについて紹介します。トラウマを克服するポイントについても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1訪問看護師のトラウマ・あるある:訪問時
1-1移動編
1-2業務編
1-3利用者編
2訪問看護師のトラウマ・あるある:ステーション内
2-1看護記録編
2-2電話編
3訪問看護師のトラウマ・あるある:利用者の家族、他職種
3-1家族編
3-2医師編
3-3他職種編
4トラウマを克服するコツは?
4-1自分のしたことを振り返る
4-2気持ちを切り替える
4-3周りの人に相談する
5まとめ
訪問看護師のトラウマ・あるある:訪問時
それでは、訪問看護師が実際の訪問時に経験しがちなトラウマやあるあるについて紹介します。
移動編
新規利用者の自宅に初めて訪問する時は、何度経験しても緊張してしまうものです。事前に地図をしっかり確認していてもなかなか辿り着けなかったり、時間がぎりぎりになって焦ったりすることもあります。初回訪問時は、万が一のことも考えて早めに出発しておいたほうが良いでしょう。
また、移動方法が自転車の場合、訪問時の天気が大きく影響するため天気予報をこまめにチェックするクセがつく方もいらっしゃいます。仕事の時だけではなく、プライベートでも天気予報を気にしてしまうようです。そのため天気が雨だと、休日でも少し憂鬱に感じることもあります。
業務編
訪問先の自宅によっては、私物がたくさん置かれている場合があります。看護師から見ると山積みになっているように見えても、利用者は使いやすいように整理して置いている場合もあるため、勝手に片づけたり、誤ってぶつかって落としたりしないよう注意が必要です。
また、訪問に使用する物品はステーションから持参するケースが多いです。そのため、訪問してから忘れ物や不足品に気づく場合もよくあります。
訪問時に物品が足りなくて焦ってしまう必要のないよう、入念に事前準備をし、万が一不足してしまった場合の代用を想定しておきましょう。訪問時の限られた荷物量で収納でき、コスト管理の面でも節約につながりります。
利用者編
訪問看護利用者は幅広い年齢の方がいるので、疾患や障害も多種多様です。自分が経験したことのない分野の疾患だと、初めて聞くような疾患や薬剤も多くあります。「できません」では仕事にならないので、常に学び続けなくてはいけません。
また、訪問看護中は利用者や家族に受け入れてもらえるかと不安に思うことがあります。不安な表情や態度は極力出さないようにし、よくコミュニケーションをとって少しずつ信頼関係を築いていきましょう。
訪問看護師のトラウマ・あるある:ステーション内
それでは次に、訪問看護ステーション内でありがちなトラウマについて紹介します。
看護記録編
訪問中は看護記録を作成することができないため、訪問がすべて終わってステーションに戻ってきてから全員分の看護記録を作成します。訪問看護は病棟に比べて残業時間は少ない傾向にはありますが、訪問業務終了後に効率よく看護記録を作成するためにも、移動の合間などでメモにまとめておくと良いでしょう。
また、月末月初は訪問看護報告書や訪問看護指示書の依頼などがあり、特に忙しくなります。締め切り前に慌てることのないよう、日頃から少しずつ業務を進めていけると良いですね。
電話編
ステーションには、1日中色々なところから電話がかかってきます。利用者からの体調相談だけでなく、ケアマネージャーや医師、デイサービスなどから電話がくることもあります。
病棟勤務の時はなかなか外部の人と連絡を取ることは少ないので、訪問看護を始めたばかりの時は電話対応に緊張してしまうことも多いです。
訪問看護師のトラウマ・あるある:利用者の家族、他職種
最後に、利用者の家族や他職種との関わりの中で多いトラウマやあるあるについて紹介します。
家族編
利用者の訪問看護中に、ずっとご家族が付き添っている場合があります。ケアやコミュニケーションの様子をずっと見られていると、緊張してしまうことも多いです。特に、ご家族が医療従事者である場合はさらに緊張感が高まります。プロとして自信をもって看護を提供し、ご家族にも安心してもらえると良いですね。
また、ご家族の体調に関する健康相談を受けることも多くあります。利用者ではないので詳しい病状や経過などが分からず、アドバイスできる内容も限られてしまうのですが、できる限り悩みを傾聴できるとご家族からの信頼も得ることができます。
ただし、利用者以外は保険対象外となるためできない事は断るようにしましょう。
医師編
医師から出してもらう訪問看護指示書は、ステーションごとにある程度書き方が決まっていることがほとんどです。しかし、たまに内容がきちんと記載されていなかったり、全然違うことが記載されていたり、訪問看護指示書の記載内容が浸透していないことがあります。
事前に医師に、訪問看護指示書の記載方法をまとめた用紙を渡しておくと安心ですね。
他職種編
ケアマネージャーや訪問リハビリなどの他職種と話す時は、長話になることが多くあります。それぞれの専門的観点からの意見を出し合うことで、介入の方法や内容を検討し利用者により良い訪問看護を提供できるようになります。
トラウマを克服するコツは?
ここまで、訪問看護でありがちなことやトラウマについて紹介しました。それでは、訪問看護で大きな失敗をしてトラウマになってしまった場合はどうしたら良いのでしょうか。
自分のしたことを振り返る
トラウマになるようなことが起こってしまった場合、自分を責めてしまったり、他人の評価が気になったりしてしまうと思います。しかし、自分のしたことを振り返り問題点はなかったか、次からはどのように注意すれば良いかを考えることが大切です。
自分の知識不足や技術不足によるトラブルに関しては、知識・技術の向上により改善できる場合もあります。
気持ちを切り替える
自分の行動を振り返ることも大切ですが、いつまでもトラウマを引きずっていると、今後の仕事や自分自身の体調に大きく影響してしまう可能性があります。必要以上にトラウマを引きずってしまうと、緊張しすぎたり、恐怖心が出たりして、かえって同じミスを繰り返すことが多くなってしまいます。
そのため、自分の行動を振り返った後はしっかり気持ちを切り替えるようにしましょう。旅行したり、運動をしたり、友人と食事に行くなど、自分に合ったリラックス方法を見つけられると良いですね。
周りの人に相談する
トラウマになるような出来事があった場合には、同僚の看護師や先輩に相談してみるのも良いでしょう。周りの人も同じような経験をしている場合もあるため、他の人の経験談や克服方法を参考にすることでトラウマを克服できるかもしれません。
また、他人に話を聞いてもらうことで自分の足りない部分に気づいたり、解決方法を思いついたりすることもあります。日頃からステーション内の看護師とよくコミュニケーションをとり、報連相を意識して仕事をすることで、同じようなことが起こった場合に対処できるようになります。
まとめ
今回は訪問看護師がよく経験するトラウマやあるある、トラウマの克服方法について説明しました。訪問看護は一人で訪問するため、急なトラブルの対応に困ってしまうこともあるかと思います。少しずつ乗り越えてスキルアップしていけると良いですね。
『iBow』お役立ち情報では、他にも訪問看護師のあるあるについて紹介していますので、ぜひご覧ください。
https://ewellibow.jp/useful/information_20211026/https://ewellibow.jp/useful/information_20211207/