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2026年10月25日(日)
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No256.訪問看護におけるリスク管理について解説

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No256.訪問看護におけるリスク管理について解説

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訪問看護は、近年の少子高齢化や入院期間の短縮により年々需要が増加しており、地域の医療サービスの中心的役割を担っています。このような現状から、今までは病院で行っていた人工呼吸器の管理やターミナルケアなど、訪問看護に求められるケアもさらに高度な医療行為になってきています。

高度な医療処置が必要な利用者が増えることにより、訪問看護ステーションにはさらなるケアの質と量が求められます。中でも安全管理は、訪問看護ステーションの経営と存続に大きな影響を及ぼすため、経営者にとっても利用者にとっても最も重要視されている部分です。

そこで今回は、安全な訪問看護ステーションにしたいと考えている経営者のために、訪問看護における安全管理の基本方針や、必要性について説明します。安全管理に便利なツールや、知識を深めるためのセミナーについても紹介します。

目次
1訪問看護ステーションにおける安全管理の基本方針
 1-1基本的人権を尊重する
 1-2看護師の労働者としての権利を尊重する
 1-3安全で質の高い看護を提供する
 1-4チーム医療により質の高い看護を提供する
2方針における事故事例
 2-1転倒・転落事故
 2-2物損事故
 2-3感染
 2-4医療機器の事故
 2-5医療ケア中のミス
3訪問看護スタッフにおけるリスク管理とは
 3-1移動中の交通事故
 3-2個人情報漏洩
 3-3セクシャルハラスメント
4訪問看護での安全管理に『iBow』
5知識を深めたい方必見!『iBow』のBCP無料セミナー
6まとめ

訪問看護ステーションにおける安全管理の基本方針
訪問看護ステーションにおいて安全で質の高い看護を提供するためには、日本看護協会業務基準2007年改訂版に沿って、大きく分けて4つの方針で安全管理マニュアルを定めると良いでしょう。具体的な例を紹介します。

基本的人権を尊重する
日本看護協会倫理綱領では、「看護者は人間の生命、人間としての尊厳及び権利を尊重する」と示されています。これに基づき、訪問看護師は訪問看護において利用者の生活環境や個人の価値観を尊重した関わりが求められます。

看護師の労働者としての権利を尊重する
看護師には、労働者としての安全と健康が確保され、快適な職場環境で働く権利があります。経営者として、訪問看護における看護師の労働環境は「利用者の生活の場であること」と、「看護師の単独ケアであること」を踏まえた上で、看護師の労働環境を整えていく必要があります。

安全で質の高い看護を提供する
看護師が安全で質の高い看護を提供するためには、看護師自身の心身が健康でなくてはいけません。そのため、自ら健康保持や安全管理に努めるように組織全体で取り組んでいきましょう。

チーム医療により質の高い看護を提供する
看護師は、医師やリハビリスタッフなどの他職種と協働し、より質の高い看護を提供していく必要があります。効果的なチーム医療を提供するために、チームのメンバーである自覚と安全管理意識を持ち、他職種間で自立した関係を構築できるように努めます。

方針における事故事例
それでは訪問看護において多発しやすい事故にはどんなものがあるのでしょうか。いくつかの事例とその対策を紹介します。

転倒・転落事故
訪問看護において最も多発している事故が転倒・転落事故です。認知機能の低下や、身体機能の低下などによる高齢者の転倒・転落が多いのが現状です。転倒・転落事故は利用者が怪我をするだけでなく、骨折など重症化してしまうケースもあります。

転倒・転落事故を防ぐために大切なことは、利用者の心身機能をアセスメントすることです。身体機能が低下している利用者であれば歩行や移動などの介助を行ったり、認知機能の低下がある利用者に対しては目を離したりしないなどの工夫をしましょう。

また、環境整備も転倒・転落事故の予防に効果的です。転倒リスクのある段差をなくす、コードなど障害になる物を配置しない、ベッド柵を使用するなど、利用者の自宅環境を整えて事故を防ぎましょう。

転倒・転落リスクのある利用者についてはステーション内でも事前に情報共有を行うと、誰が訪問しても安全な看護を提供できるように統一することも大切です。

物損事故
訪問看護は利用者の自宅で看護を行うため、利用者の物品を壊してしまう事故があります。たまたま壊れる、ぶつかって物を落とすケースが多くあります。

物損事故を予防するためには、必要最低限の物以外は触らないようにします。清拭や移動の介助などでスペースが必要な場合は、あらかじめ利用者に断ってから物品を移動させてスペースを確保しておきましょう。もしくは、事前にご家族にお願いしましょう。

感染
感染を広げてしまうことも訪問看護で起きやすい事故の一つです。例えばダニや新型コロナウイルスなどの感染症を、利用者から他の利用者にうつしてしまうケースなどがあります。感染を広げないためには、手洗い・消毒などの基本動作に加えて、マスク、フェイスシールド、ガウンなどを装着しましょう。

医療機器の事故
在宅看護では人工呼吸器、在宅酸素、吸引器、人工膀胱、人工肛門などの医療機器を使用している利用者も多くいます。これらの医療機器の取り扱い方法を間違ってしまうと、重大な事故につながる恐れがあります。

これらの医療機器にはさまざまな種類があり、さらにはメーカーによって使用方法が異なる場合もあります。事故を防ぐために、事前に取り扱い方法の勉強会を開く、分からない場合は他の看護師に同行してもらうなどの対策が必要です。

医療ケア中のミス
訪問看護では多くの医療ケアを行うため、看護師のミスによって事故が発生してしまうこともあります。例として清拭時のタオルによる火傷や注射のミス、投薬間違いなどがあげられます。

基本的な看護技術でも、看護師によって方法が異なる場合があります。どの看護師が訪問しても同じケアを行うことができるように、マニュアルを作成しておくと良いでしょう。

訪問看護スタッフにおけるリスク管理とは
訪問看護において多発しやすい事故について紹介しました。それでは、訪問看護師に起こりやすい事故にはどのようなものがあるのでしょうか。具体例とその対策方法について説明します。

移動中の交通事故
訪問看護師は、車やバイク、自転車などで利用者宅に訪問します。その移動中に交通事故を起こしてしまうことがあります。最悪の場合、人身事故になってしまう可能性もあるため注意が必要です。

交通事故を防ぐためには、毎回の運転時に車両の確認を義務化したり、時間に余裕を持って出発したりできるようなスケジュールを工夫する必要があります。

個人情報漏洩
利用者の情報が入っているタブレットの紛失などで、利用者の個人情報が漏洩してしまう可能性があります。利用者の個人情報が漏洩した場合には、原因を調査し早急に改善策を立て再発防止に努めます。

セクシャルハラスメント
訪問看護は利用者宅に一人で訪問することが多いため、利用者からセクシャルハラスメントを受けてしまうこともあります。

セクシャルハラスメントを受けたと報告を受けた場合は、放置せず解決に向けての対策方法を考えましょう。あまりにも悪質なケースの場合には、役所に相談することなども検討しましょう。

訪問看護での安全管理に『iBow』
訪問看護専用電子カルテ『iBow』では、ヒヤリハットやインシデントを簡単に共有することができます。そのため、ステーション内で発生してしまった事故を看護師間で情報共有し、事故の再発防止に役立ちます。また、インシデントが発生した場合にすぐに管理者にメールで通知が行くため、リスクマネジメントに便利です。

知識を深めたい方必見!『iBow』のBCP無料セミナー
BCPとは緊急事態において事業を継続するための事業継続計画のことで、2021年度介護報酬改定においてBCPの作成が義務化されました。『iBow』ではBCPについての知識を深めたい方のために、BCP無料セミナーを開催していますので是非ご検討ください。

まとめ
今回は訪問看護における安全管理の基本方針と必要性について説明しました。利用者と訪問看護師を事故から守るためにも、ステーションの安全管理を徹底していきましょう。

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