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2026年10月25日(日)
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No.252精神科訪問看護で活躍する作業療法士の役割とは

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No.252精神科訪問看護で活躍する作業療法士の役割とは

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訪問看護は看護師による身体的な支援がよく取り上げられますが、実は精神科の訪問看護が別枠で作られていることをご存知でしょうか。

精神科訪問看護でも看護師や保健師の他、作業療法士が活躍しています。今回は精神科訪問看護で活躍する作業療法士の役割について見ていきましょう。

1精神科訪問看護とは
 1-1通常の訪問看護との違い
 1-2精神科訪問看護での専門職
2精神科訪問看護における作業療法士の役割とは
 2-1作業療法とは
 2-2作業療法士の役割
3精神科訪問看護における作業療法士の算定
4スムーズに連携するなら『iBow』
5まとめ

精神科訪問看護とは
そもそも精神科訪問看護とはどのようなものなのでしょうか。通常の訪問看護との違いや精神科訪問看護で活躍する専門職種について見ていきましょう。

通常の訪問看護との違い
通常の訪問看護は、介護保険や医療保険を利用して内科や循環器科、呼吸器科などの医師から指示を受けて自宅へ訪問し、看護やリハビリテーションを行うものです。

しかし精神科訪問看護では精神科の専門医の指示でないと、精神科訪問看護の指示書発行ができません。詳しくは精神科訪問看護における作業療法士の算定で説明していきます。

精神科訪問看護では体調の観察なども行いますが、主に精神症状の確認や内服が上手く飲めているか、コミュニケーションを通して信頼関係を築いていくなどのサポートが主になる点が違います。精神科訪問看護は医療保険のため年齢制限がなく、精神疾患全般が対象となっています。

特に多い疾患には統合失調症や双極性障害などの精神疾患や、アルコール依存と薬物依存といった依存症の社会復帰支援、知的障害や発達障害などがあります。

厚生労働省の資料によると精神科訪問看護を利用している割合において統合失調症、統合失調型障害及び妄想性障害が75.4%と多いです。

精神科訪問看護での専門職種
精神科訪問看護では通常の訪問看護よりも職種が絞られています。精神科訪問看護では保健師や看護師、准看護師、精神保健福祉士、作業療法士が訪問します。

看護師、准看護師は精神科訪問看護診療報酬算定要件の研修を受講するか、精神科領域での臨床経験がなければ診療報酬を算定することができません。

訪問リハビリテーションとしては、精神科訪問看護では作業療法士のみが診療報酬を算定することができます。理学療法士や言語聴覚士では訪問する権限がありませんので注意が必要です。

精神科訪問看護における作業療法士の役割とは
精神科訪問看護では作業療法士の役割が大きく、重要な職種となってきます。作業療法士の役割とは何なのか見ていきましょう。

作業療法とは
そもそも作業療法とはどのようなものなのでしょうか。

作業療法については、「理学療法士・作業療法士法」で下記のように定められています。

「身体又は精神に障害がある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行わせることをいう。」
(引用;理学療法士・作業療法士法 定義第二条)

ようするに日常生活での活動に関すること(ADL)や家事、外出などの手段的日常生活活動(IADL)へアプローチして、さまざまな訓練を行います。

ADL訓練やIADL訓練に加え、職業関連活動の訓練や退院後の住環境への適応訓練、発達障害や高次脳機能障害に対してリハビリテーションを行うなどは積極的に作業療法士の活用を勧められています。

作業療法士の役割
では作業療法士の精神科訪問看護での役割はどのようなものがあるのでしょうか。

作業療法士の役割として、

・日常生活動作支援や自立して生活するための家事動作支援
・精神活動の活発化や社会とのかかわりを持つ練習をするために外出支援
・気分転換や集中力向上をするために創作活動支援
・睡眠障害等の予防をし規則正しい生活ができるように生活リズム支援
・筋力低下や疼痛で活動性低下が見られた時の運動機能支援
・日々行っている作業療法評価
  
などを行います。日常生活の動作に絡めた訓練を行い、外出や運動をすることで不安やストレスを軽減させ、精神症状を軽減させる意図もあります。

また支援を通してコミュニケーション能力がとても重要になってきます。じっくりと待つことができ、話を聞くことができる人は精神科訪問看護の作業療法士として向いている人でしょう。

精神科訪問看護における作業療法士の算定
精神科訪問看護での作業療法士による算定について見ていきましょう。

保健師や看護師、准看護師と同様に、作業療法士も精神科領域での臨床経験や専門機関が主催する研修に参加するなどが算定要件になっています。

精神科訪問看護として訪問する場合には、精神科の主治医から発行される精神科訪問看護指示書があることや精神科訪問看護診療報酬算定要件を満たしていること、事前に精神科訪問看護基本療養費を算定することを地方厚生局長に届け出をしていることがあります。

この3つの資格のうち、1つでも欠けていると算定できませんので注意が必要です。中でも精神科訪問看護指示書は精神科特別訪問看護指示書と2種類あります。

どちらとも利用保険での算定になりますが、症状の急性憎悪などで精神科特別訪問看護指示書が交付された場合には週4日以上の訪問が必要となります。診療報酬の点数も変わってくるため必ず訪問日数は確認しておきましょう。

作業療法士が訪問する場合であっても指示書は必ず必要になってきます。指示書にどのような作業療法を行うのか、注意すべき点や1回の単位(時間)数が記載されているため、必ず確認しておきましょう。

もしも精神科訪問看護指示書が交付されておりサービスを提供している場合、他のステーションから介護保険でのサービスは併用できないため、介入はできません。医療保険または介護保険のどちらかでの利用になるので注意しましょう。

スムーズに連携するなら『iBow』
これまで何度も説明している通り、看護師や保健師、准看護師、作業療法士などいろいろな職種が患者様1人に対して関わって支援します。

また精神疾患は急な悪化や軽度認知症の場合などの場合があります。特に軽度認知症の場合には、些細なことでもスピーディにカンファレンスや記録で情報を確認していく必要があります。

身体機能訓練や心身機能訓練を行う際も看護師などからの情報が必要な場合や瞬時に他の職種へ伝えなければならないことを共有する必要があります。

『iBow』を導入している場合、インターネット環境下において電子カルテで瞬時に共有可能となり、観察項目をカスタマイズし使いやすくできます。

観察項目をカスタマイズすることにより、職員によって観察項目が違ったり抜け落ちたりすることも防げます。そのため職員の観察力を一定に保つことができ、質の担保につなげることが可能です。

まとめ
精神科訪問看護では保健師または看護師、准看護師の他に作業療法士が訪問することができます。

作業療法士は日常活動や手段的日常活動を利用した訓練を取り入れて、身体的な回復だけでなく心身機能の安定や改善を目指しています。

日常生活動作の訓練や家事動作の訓練、外出の訓練、創作活動、生活リズムを整える訓練などを行います。訓練も大切な役割ですが、コミュニケーション技術も必要です。

精神科訪問看護での作業療法士の役割はとても大きく、利用者にとっても重要な専門職です。
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