電子カルテでは膨大な量の個人情報を扱います。訪問看護ステーションの管理者や経営者、スタッフは常に危機意識をもち、データを守る必要があるのです。今回は、訪問看護における電子カルテでのセキュリティについて詳しく解説します。
目次
1 セキュリティの大切さ
2 電子カルテのデータを守るしくみ
2-1ファイアーウォール
2-2不正侵入検知システム(IDS)
3 クラウド型電子カルテ運用時の注意点
3-1情報管理意識をもつ
3-2運用ガイドラインを策定する
4 電子カルテの安全な選び方
4-13省2ガイドラインに準拠しているか
4-2個人情報に関する規格に準拠しているか
5 訪問看護の電子カルテは『iBow』がおすすめ
6 まとめ
セキュリティの大切さ
電子カルテには、業務の効率化などさまざまなメリットがありますが、セキュリティには注意が必要です。電子カルテ内には利用者の個人情報やさまざまな情報が記録されているため、第三者に情報が漏えいしてしまうことは絶対に許されません。
しかし、近年ランサムウェアなどによる悪質なサイバー攻撃が発生している事実があります。サイバー攻撃は、個人や企業を対象としてサーバーやパソコン、スマートフォンなどのコンピュータに保存されているデータを窃取、改ざん、破壊する行為で、ハッキングとも呼ばれます。金銭の搾取などを目的とした犯行が多く、悪質な犯罪行為です。
また、サイバー攻撃だけでなくウイルスによる攻撃を受ける可能性もあります。コンピュータ自体がウイルスに感染してしまうことで、電子カルテのシステムが正常に作動しなくなってしまうことがあり、業務に支障を来してしまう可能性があります。
万が一訪問看護ステーションで活用している電子カルテがサイバー攻撃やウイルス感染にあった場合、利用者やその家族、関連施設などに多大な迷惑をかけるだけでなく、信用問題にも関わりますので、日頃から万全なセキュリティ対策が求められます。
電子カルテのデータを守るしくみ
一般的に、電子カルテシステムにはクラウド型のものが利用されており、データを守るしくみが備え付けられています。
クラウド型電子カルテでは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどを用いて入力したデータを、インターネットを通じて電子カルテのサーバー上のみに保存されます。その際、入力されたデータが外部から見られることのないように暗号化されることで、セキュリティが厳重に保護されています。
また、クラウド型電子カルテは、そのシステムの特性により、災害時などにも安心できます。ステーションが自身や水害などの災害にあったとしても、サーバー自体は別の場所に置かれているためカルテのデータは損害を受けることがありません。
クラウド型電子カルテには、他にも不正アクセスを防ぐしくみが備わっています。
ファイアーウォール
ファイアーウォールは、日本語に訳すと「防火壁」となります。セキュリティにおけるファイアーウォールとは、サーバーとインターネットの間、あるいはパソコンからインターネットに接続する際に機能し、不正な閲覧やアクセスを防ぎます。
不正侵入検知システム(IDS)
不正侵入検知システム(IDS)も、電子カルテを守ってくれるしくみの一つです。ネットワークやサーバーを監視するシステムであり、第三者が侵入していないかを常時チェックし、不正なアクセスを感知した際にはサーバーの管理者に通知します。
クラウド型電子カルテ運用時の注意点
クラウド型電子カルテにはあらかじめデータを守るためのしくみが備わっているものの、電子カルテを運用する際には2つの注意点を守ることが重要です。
情報管理意識をもつ
まず、ステーションの管理者や経営者はもちろんのこと、電子カルテを利用する全スタッフが情報管理意識をもつ必要があります。
外部へのセキュリティ対策は電子カルテシステムに組み込まれているものの、万が一第三者が電子カルテにログインするためのIDやパスワードを入手してしまった場合には、データの盗聴や改ざんなど、悪用されてしまう可能性があります。
そのため、スタッフは自分のIDとパスワードを厳重に管理し、絶対に他者に知られないようにする努力が必要です。人の目につくところにIDやパスワードを書いた紙を貼ることや、インターネット上にIDやパスワードを保存しておくことは絶対に避けましょう。
業務中は常に、利用者の個人情報を預かっている認識を持ち、個人情報漏えいを防止しましょう。
運用ガイドラインを策定する
個人レベルの努力だけでなく、ステーションとしての電子カルテ運用ガイドラインの策定も重要な取り組みです。
利用者や家族に関するデータやステーション運営に関するデータなどを扱う際のルールや取り決めをガイドラインとして文章化し、全スタッフが共通理解しておけると良いでしょう。
電子カルテの安全な選び方
ここからは、電子カルテの安全な選び方について解説します。
3省2ガイドラインに準拠しているか
電子カルテシステムを選ぶ際は、3省2ガイドラインに準拠しているかどうかを必ず確認しましょう。3省2ガイドラインとは、医療に関する情報を取り扱う事業者が準拠すべき医療情報の保護に関するガイドラインであり、医療情報システムを安全に管理するための指針が示されています。
訪問看護ステーションが電子カルテシステムを選ぶ際には、3省2ガイドラインに準拠したものを選びましょう。
個人情報に関する規格に準拠しているか
個人情報に関する規格に準拠しているかどうかも大切なポイントです。
情報の取り扱い方に関する国際的な規格の一つに、「ISMS認証」があります。「ISMS」とは、情報セキュリティマネジメントを意味しており、日本の規格としては「JIS Q 15001(通称プライバシーマーク)があります。
これらの表記があるシステムは、個人情報に関する規格をクリアしている証明となりますので、電子カルテシステムを選ぶ際には確認が欠かせません。
訪問看護の電子カルテは『iBow』がおすすめ
訪問看護専用電子カルテシステムである、『iBow』。『iBow』は3省2ガイドラインに準拠したクラウド型の電子カルテシステムであり、第三者によるカルテへのアクセスを防ぐしくみが整っています。
また、サーバーに関しても、事業所ごとに専用のサーバー領域を設けているため、レセプトの時期などにアクセスが集中した場合であっても、サーバーダウンや動きが遅くなるようなことは起こらず、使いやすい電子カルテです。
まとめ
今回は、訪問看護における電子カルテのセキュリティについて解説しました。
訪問看護ステーションが電子カルテを利用する際には、セキュリティ対策が採られているシステムを選択すること、ステーションとしての情報管理のルールを策定しておくこと、そしてスタッフが情報管理に対して高い意識を持つことが重要です。
訪問看護に電子カルテシステムの導入を検討している場合は、ぜひ『iBow』を選択肢にいれてみてください。