IT訪問看護
2026年10月25日(日)
 IT訪問看護

No265.訪問看護における自己評価のメリットや活用方法について

新着ニュース30件






























No265.訪問看護における自己評価のメリットや活用方法について

このエントリーをはてなブックマークに追加
訪問看護師はこれまでにも、医療的ニーズのある在宅で暮らしている方や看取り期にある在宅で過ごしている方などを支えてきました。

しかしこれから超高齢化社会になるにつれ、さらにニーズは拡大していき、テクノロジーなどを活用しつつ幅広いニーズに対応していく必要があります。

今回はこのようなニーズに応え、支えていくために自己評価の方法や活用方法などを見ていきましょう。

目次
1 自己評価とは
 1-1自己評価の目的(必要性)
 1-2自己評価のメリット
 1-3自己評価の過大評価と過小評価
2 訪問看護における自己評価とは
3 訪問看護における自己評価方法の種類と活用の仕方
 3-1【個人単位】訪問看護師キャリアラダー評価シート
 3-2【事業所単位】自己評価webシステム
4 評価指標に『iBow』の活用
5 まとめ

自己評価とは
自己評価には「自分自身に対する価値そのもの」という自己肯定感などと似た意味で使用される場合と、「自分についての評価を自分自身で行うシステム」という場合との2種類があります。自分で自分を評価する自己評価の目的やメリット、必要性について見ていきましょう。

自己評価の目的(必要性)
自分で評価を行うことにより、評価する過程の中で良かった点や改善するべき点などを振り返ることで今後につなげることができます。自己評価には「振り返り」「周囲との乖離の有無」「モチベーション向上」の3つの目的があります。

まず客観的な振り返りを行うことで、自分の変化や優れている点、改善すべき点などが見えてきます。客観的な事実をもとに自己評価を行うことが必要です。

次に周囲との乖離とは、過小評価や過大評価になっていないかを正しい自己評価のやり方で判断します。周囲からの評価(人事評価など)を自身の評価とすり合わせることにより、周囲との乖離がないかを確認しましょう。

最後にモチベーションを向上させることが可能です。自己評価は自己申告で行われるものであり、社員全員が一定の水準で評価されていることを知ることでモチベーションの向上につながります。

人材の成長は企業の成長にもつながるため、モチベーションを高く維持するためにも自己評価はとても大切な役割を持ちます。

自己評価のメリット
自己評価は正しい方法で判断できていれば、周囲との乖離も少ないため、適切に判断できているとも言えます。自己評価を行うと、自信につながったり会社などでの環境抑制になったりとメリットになります。

自信がないときには自己評価を正しくできていない状態の可能性があります。そのような状況を受け入れていくことが、正しい自己評価につながっていきます。自分を正しく受け入れて理解し、自己評価ができるとさらに揺るがない自信を持つことが可能です。

また正しい自己評価は業務環境の抑制にもつながります。「自分にはスキルが不足している」と自覚して「助けてほしい」と発信することで他者が見落としている事柄を主張することが可能です。

そうすることで業務がスムーズに流れるようになり、周りにも良い影響を与えることが可能で、プラスの効果が期待できます。

自己評価の過大評価と過小評価
自己評価を誤った方法で行うと、評価が過大になったり過小になったりと適切な評価にはならない場合があります。

過大評価をしてしまう方はプライドが高い方が多く、大きな自信があり他人を見下してしまう可能性があります。失敗しても立ち直りが早いのはポジティブな側面である一方で、失敗の要因を振り返らずに次の仕事へ移行し何度も同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高い傾向がみられます。

また過小評価をしてしまう方はマイナス思考になってしまい、反省ばかりして不安や悩みが膨れあがって無気力に繋がってしまいます。

適度な反省はとても自己評価には大切なことです。一方で過度な反省はネガティブな側面ばかりを見てしまうようになるため、成功したときに自分の努力を認めない思考が癖づいてしまいます。

きちんと冷静になって客観的に評価を行えるように、数字を用いながら分析と判断をし、次に活かせる自己評価を心がけましょう。

訪問看護における自己評価とは
これまでは一般的な自己評価とはどのようなものなのかを見てきました。訪問看護での自己評価の必要性やメリットには、事業所単位での自己評価と個人単位での自己評価があります。まずは組織として客観的に評価する方法をみていきましょう。

訪問看護の自己評価については、一般社団法人全国訪問看護事業協会より「訪問看護ステーションにおける事業所自己評価のガイドライン」が作成されています。

ガイドラインの中には「事業所運営の基盤整備」「利用者などの状況に応じた専門的なサービスの提供」「多職種・他機関との連携」など事業所単位での自己評価方法も示されています。

クリニカルラダーを使った訪問看護師個人の育成計画の作成やOJTや研修受講の設定をしてキャリア形成、スキルアップについても書いてあるため参考にしましょう。

また育成計画の作成と支援では、職員が主体的に自己課題を見つけ、その課題解決ができるように支援するように記載されています。具体例とすれば、目標管理シートなどの様式を作成し、目標設定を行うことで自身の学びや反省点などを客観視して振り返ることができます。

次項では個人単位での評価を客観的に行うための方法を紹介していきます。

訪問看護における自己評価方法の種類と活用の仕方
訪問看護における自己評価方法にはさまざまな種類と活用方法があります。今回はさまざまな方法の中から、訪問看護師キャリアラダー評価シートによる方法と自己評価webシステムについて見ていきましょう。

【個人単位】訪問看護師キャリアラダー評価シート
訪問看護師キャリアラダー評価シートはラダー方式になっており、丸や三角などの記号で自己評価と他者評価をつけます。ラダーは第1段階から第5段階となっており、第1段階から「新卒・新任」「一人立ち」「一人前」「中堅」「達人」に分かれています。

評価する項目が少なく、直観的に評価がしやすいため導入しやすい形式となっています。年単位で評価をすることのなるため、目標設定にも活用が可能です。日本看護協会のクリニカルラダーの活用方法を参考にすると有効に活用できます。

【事業所単位】自己評価webシステム
「訪問看護ステーションにおける事業所自己評価のガイドライン」で記載されている自己評価の目的は、職員や管理職が自らの業務内容や運営について評価することが目的となっています。

紙面や冊子を利用して自己評価を行う方法もありますが、webシステムを利用するとより簡便に自己評価を行うことが可能です。webシステムを利用することで他事業者の評価を閲覧することも可能ですが、自身の評価と比較することが目的ではないため、参考に用いるようにしましょう。

評価指標に『iBow』の活用
自己評価を行っても効率的に活用できないと意味がありません。自己評価は自己申告によって実施して提出します。1人1人にコメントをしたり、書き方を指導したりするのは効率的ではありません。

『iBow』であれば、日々の計画書や看護記録の作成をする機能だけでなく、訪問件数や時間、計画書などの書類提出状況の把握も可能です。チェックリストを作成して管理することもなくなり、データを可視化して分析資料として利用することができ、ステーションやスタッフの目標設定や課題の共有などにも役立ちます。

まとめ
訪問看護は基本的に一人での行動になるため、他職員からの評価が少なく見直す機会が少ないです。自己評価をすることで自分を客観的に振り返ることができ、次の課題を見出す機会にもなります。自己評価を行い結果を素直に受け入れて、さらに良質な看護が提供できるように自身を高めていきましょう。

Amazon.co.jp : 訪問看護 に関連する商品
  • No312. 訪問看護ステーションの利益化につながる労務業務の効率化やポイントとは(5月23日)
  • No311. 訪問看護経営初心者向け法人カードの選ぶポイントや個人カードとの違い(5月20日)
  • No309. 訪問看護利用者との契約手順と書面の保管(5月18日)
  • No.313 訪問看護スタッフの定着化が成功しているステーションの特徴と方法(5月17日)
  • No314.訪問看護スタッフ間の雑談に多い話題は?雑談のコツやおすすめテーマも解説(5月13日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->